• 日々のみ言葉 2020年12月2日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年12月2日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書8章2節~4節】
    8:2 すると、ひとりのらい病人がみもとに来て、ひれ伏して言った。「主よ。お心一つで、私をきよめることがおできになります。」
    8:3 イエスは手を伸ばして、彼にさわり、「私の心だ。きよくなれ。」と言われた。すると、すぐに彼のらい病はきよめられた。
    8:4 イエスは彼に言われた。「気をつけて、だれにも話さないようにしなさい。ただ、人々へのあかしのために、行って、自分を祭司に見せなさい。そして、モーセの命じた供え物をささげなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《「主よ。お心一つで、私をきよめることがおできになります。」

     ひとりのらい病人(ギリシャ語レプラ)が、主の御前に歩み寄り、ひれ伏したのです。

     今現在では、らい菌に効く特効薬プロミンがありますから不治の病ではなくなりましたが、当時のイスラエルでは、呪われた病気とされていました。
     また、モーセ五書にはらい病に関することが詳細にわたって、書き記されていました。
    そしてユダヤ人の男性であれば、モーセ五書のすべてを暗誦することが出来ましたから、らい病人に対する処遇、また、もしらい病にかかった場合になすべき事は、共通の理解が成されていたのです。

     民数記にはこう書かれています。
    『「イスラエル人に命じて、らい病人、漏出を病む者、死体によって身を汚している者をすべて宿営から追い出せ。男でも女でも追い出し、彼らを宿営の外に追い出して、私がその中に住む宿営を汚さないようにしなければならない。」(民数記5:1~5:3抜粋)』と。
     よって、本人の意思ではないにしても、もしらい病にかかったのなら、その者は宿営から出て行かなければならないのです。

     今、世界中に「新型コロナウィルス」がパンデミックを起こしています。感染したのは本人の責任ではないにしても、そのリスクが大きいことは、当時のイスラエルと似た状況とも言えるでしょう。
     特に、私たちは、感染のリスクの中、まさしく命がけで治療にあたっている医師と看護師および医療従事者の為に、真剣に祈らなければなりません。
     もし医師と看護師の方々が感染したとしたら、その仕事は一般の人には、誰にも代わりが出来ないからです。医療が崩壊したら、もはや成す術はないのです。

     ヨーロッパ諸国およびアメリカは、まさにその危機的状態に陥っています。医療現場はすでに、燃え尽き始めています。崩壊寸前です。

     日本はどうでしょうか。政府は本当に真剣になっているのでしょうか。自分の犯した罪やあやまちを悔い改めることをしない愚かな政治家たちが政権を取っているとしても、為政者の為にクリスチャンは祈らなければならないのです。

    『そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。(第Ⅰテモテ2:1~2:3)』と、パウロは勧めています。

     明日も同じ箇所からです。》

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