◇◆◇日々のみ言葉
2020年12月7日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書8章5節~13節】
8:5 イエスがカペナウムにはいられると、ひとりの百人隊長がみもとに来て、懇願して、
8:6 言った。「主よ。私のしもべが中風やみで、家に寝ていて、ひどく苦しんでおります。」
8:7 イエスは彼に言われた。「行って、直してあげよう。」
8:8 しかし、百人隊長は答えて言った。「主よ。あなたを私の屋根の下にお入れする資格は、私にはありません。ただ、お言葉をいただかせて下さい。そうすれば、私のしもべは直りますから。
8:9 と申しますのは、私も権威の下にある者ですが、私自身の下にも兵士たちがいまして、そのひとりに『行け。』と言えば行きますし、別の者に『来い。』と言えば来ます。また、しもべに『これをせよ。』と言えば、そのとおりにいたします。」
8:10 イエスは、これを聞いて驚かれ、ついて来た人たちにこう言われた。「まことに、あなたがたに告げます。私はイスラエルのうちのだれにも、このような信仰を見たことがありません。
8:11 あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。
8:12 しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」
8:13 それから、イエスは百人隊長に言われた。「さあ行きなさい。あなたの信じたとおりになるように。」すると、ちょうどその時、そのしもべはいやされた。
◎ショートメッセージ
《『百人隊長のしもべのいやし』の奇跡から、数日かけて学んで来ました。今日はそのまとめになります。
「まことに、あなたがたに告げます。私はイスラエルのうちのだれにも、このような信仰を見たことがありません。あなたがたに言いますが、たくさんの人が東からも西からも来て、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着きます。しかし、御国の子らは外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりするのです。」
今日は、この言葉から考えたいと思います。
主イエスは、「イスラエルのうちのだれにも」と言われましたが、その中に弟子たちは含まれているのでしょうか。この出来事があったのは、主イエスの公生涯の初期に当たり、まだ弟子たちの信仰も育まれてはいなかった可能性は十分あり得るのです。しかし彼らは、すべてを捨てて主イエスに従って来たのです。
また、「たくさんの人」とは異邦人を指しています。その異邦人たちが、天の御国で、アブラハム、イサク、ヤコブと一緒に食卓に着くことを言われています。幸いなことに、日本のクリスチャンも含まれています。あなたも私も、その場にいるのです。
しかし「外の暗やみに放り出され、そこで泣いて歯ぎしりする」ことになる「御国の子ら」とは、いったい誰を指しているのでしょうか。
それは、ユダヤ人の指導者たち、祭司長や祭司たち、そしてパリサイ人や律法学者たちを指しているのです。そして、未だに主イエスをメシヤとして認めようとしない「選民ユダヤ人」を指しています。
選民として選ばれていることと、救いとは別だからです。今現在、多くのユダヤ人が残念ながら、究極的誤解の中に生きています。救い主は、すでに来られたのです。
「さあ行きなさい。あなたの信じたとおりになるように。」》