• 日々のみ言葉 2020年12月11日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年12月11日(金)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書8章14節~15節】
    8:14 それから、イエスは、ペテロの家に来られて、ペテロのしゅうとめが熱病で床に着いているのをご覧になった。
    8:15 イエスが手にさわられると、熱がひき、彼女は起きてイエスをもてなした。

    ◎ショートメッセージ
    《一昨日、および昨日と同じ箇所からとなります。

     マルコの福音書の並行記事によりますと、
    『イエスは会堂を出るとすぐに、ヤコブとヨハネを連れて、シモンとアンデレの家にはいられた。ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床に着いていたので、人々はさっそく彼女のことをイエスに知らせた。イエスは、彼女に近寄り、その手を取って起こされた。すると熱がひき、彼女は彼らをもてなした。(マルコの福音書1:29~1:31)』
    と書き記されています。

     マルコでは、シモン・ペテロの家にいた人々が、主イエスに「シモンのしゅうとめが熱病に苦しんでいることを主イエスに知らせた。」とあります。
     しかしマタイは、「主イエスがペテロのしゅうとめが熱病で床に着いているのをご覧になった。」と書き記しています。
     まず「人々」とは誰でしょうか。考えられるとしたら、ペテロの妻です。そしてしゅうとめの友人と知人たちだと思われます。
     主イエスが弟子たちと共にシモン・ペテロの家に入ってきた時に、その人々が「しゅうとめの熱病」のことを告げ知らせたと言うのです。
     この意味が分かりますか。
     彼女たちは、もうすでに主イエスがどのようなお方であるのかを知っています。しかも、主のお顔も知っていると言うことなのです。
     そうでなければ、見も知らずの人に知らせる必要があるのでしょうか。主は医者ではありません。主はメシア、キリストであり、救い主であり、いやし主なのです。

     さて、人々の見ている間に、マタイは、「主イエスが彼女の手にさわられると、熱がひいた」とあります。マルコでは、「イエスは彼女に近寄り、その手を取って起こされた。すると熱がひいた」となっています。

     しかしルカでは、
    『イエスがその枕もとに来て、熱をしかりつけられると、熱がひき、彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。(ルカの福音書4:39)』と書かれ、主が熱をしかりつけたことが描かれているのです。

     するとどうでしょうか。

     何が起こりましたか。それまで横になって苦しんでいたしゅうとめが、一瞬にして元気になったのです。そして、主イエスと弟子たちをもてなし始めたのです。この時、ここに主イエスの第二の故郷が誕生しました。》

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