◇◆◇日々のみ言葉
2020年12月24日(木)
◎聖書箇所【ルカの福音書2章1節~21節】
2:1 その頃、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤも一緒に登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
2:14「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせて下さったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
2:21 八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。
◎ショートメッセージ
《今日はクリスマス・イブです。昨年の同じ頃には、こんな一年がやって来るとは、いったい誰が想像することが出来たと言うのでしょうか。
私をも含めて、来年(2020年)はいよいよ第二回東京オリンピックだと、期待に胸を弾ませていたのではないでしょうか。
1964年の第一回東京オリンピックの年には、私は小学校5年生でした。クラスにあります、ブラウン管のテレビで、授業の一環として何回か観戦したことがあります。
その56年後に開催されるはずであった第二回東京オリンピック、間もなく訪れる2021年へと延期されましたが、果たしてこの新型コロナ・ウィルス・パンデミックの状況下において、本当に開催することが出来るのでしょうか。まだ、誰一人確信を持つことが出来ないのです。
今や、日本は元より全世界は、まさに不安と恐れと失望と言う渦の中に巻き込まれています。
しかし、希望はあります。真っ暗闇ですが、そこに一筋の光が差し込んでいるのです。それは主イエス・キリストです。
このお方は神様であられ、創造主なるお方です。そのお方が人となって、乙女マリアを通して、人間世界に来て下さいました。その訪れがクリスマスなのです。
メリー・クリスマス!》