• 日々のみ言葉 2020年12月25日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年12月25日(金)

    ◎聖書箇所【ルカの福音書2章1節~21節】
    2:1 その頃、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
    2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
    2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
    2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
    2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤも一緒に登録するためであった。
    2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
    2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
    2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
    2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
    2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
    2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
    2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
    2:13 すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
    2:14「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
    2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせて下さったこの出来事を見て来よう。」
    2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
    2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
    2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
    2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
    2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
    2:21 八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。

    ◎ショートメッセージ
    《メリー・クリスマス!今日はクリスマスです。

     ユダヤでは、ユダヤ暦が用いられています。新しい一日は、日没と共に始まります。よって午後6時から次の日に替わることになります。
     それゆえ、主イエスは、25日の夜9時頃に生まれたことになり、太陽暦ではクリスマス・イブである24日の午後9時頃に生まれたことになります。
     さて、主イエスは、ほぼ間違いなく最初の「住民登録」が行なわれた年に生まれました。その「住民登録」は、初代ローマ皇帝アウグストス(オクタビアヌス)が、紀元前8年に勅令を出した事により始まったのです。しかし実際には、事前準備の遅れの為に、紀元前6年から実施されたのです。
     主の母マリアは、ダビデの子孫でありその血筋です。またヨセフも同じくダビデの子孫であって、二人の系図を辿って行きますと、ダビデとウリヤの妻バテ・シェバの子どもたちの所で繋がるのです。ヨセフは、正統でソロモンの子孫になります。またマリアは、その兄(ダビデとバテ・シェバの三男)ナタンの子孫になります。

     主イエスは、紛れもなくダビデの子として、ユダヤ人として生まれました。それだからこそ、8日目に律法に従って、割礼を授かることになるのです。ご自身が命じたことに、ご自身が従われたのです。ここに、私たちが学ぶべき「主の謙遜」が、ひしひしと伝わって来ます。
     さて、来年はどのような年になるのでしょうか。私たちの主イエス様に期待しましょう。なぜなら、このお方こそが、全世界の真の支配者なのですから。
     メリー・クリスマス!》

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