• 日々のみ言葉 2020年12月26日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年12月26日(土)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書8章30節~34節】
    8:30 ところで、そこからずっと離れた所に、たくさんの豚の群れが飼ってあった。
    8:31 それで、悪霊どもはイエスに願ってこう言った。「もし私たちを追い出そうとされるのでしたら、どうか豚の群れの中にやって下さい。」
    8:32 イエスは彼らに「行け。」と言われた。すると、彼らは出て行って豚にはいった。すると、見よ、その群れ全体がどっとがけから湖へ駆け降りて行って、水におぼれて死んだ。
    8:33 飼っていた者たちは逃げ出して町に行き、悪霊につかれた人たちのことなどを残らず知らせた。
    8:34 すると、見よ、町中の者がイエスに会いに出て来た。そして、イエスに会うと、どうかこの地方を立ち去って下さいと願った。

    ◎ショートメッセージ
    《12月23日(水)からの続きに戻ります。
     マルコの福音書における並行記事では、
    『それは、イエスが、「汚れた霊よ。この人から出て行け。」と言われたからである。
    それで、「おまえの名は何か。」とお尋ねになると、「私の名はレギオンです。私たちは大ぜいですから。」と言った。そして、自分たちをこの地方から追い出さないで下さいと懇願した。
     ところで、そこの山腹に、豚の大群が飼ってあった。彼らはイエスに願って言った。「私たちを豚の中に送って、彼らに乗り移らせて下さい。」
     イエスがそれを許されたので、汚れた霊どもは出て行って、豚に乗り移った。すると、二千匹ほどの豚の群れが、険しいがけを駆け降り、湖へなだれ落ちて、湖におぼれてしまった。豚を飼っていた者たちは逃げ出して、町や村々でこの事を告げ知らせた。人々は何事が起こったのかと見にやって来た。
     そして、イエスのところに来て、悪霊につかれていた人、すなわちレギオンを宿していた人が、着物を着て、正気に返ってすわっているのを見て、恐ろしくなった。
     見ていた人たちが、悪霊につかれていた人に起こったことや、豚のことを、つぶさに彼らに話して聞かせた。すると彼らはイエスに、この地方から離れて下さるよう願った。
     それでイエスが舟に乗ろうとされると、悪霊につかれていた人が、お供をしたいとイエスに願った。しかし、お許しにならないで、彼にこう言われた。
    「あなたの家、あなたの家族のところに帰り、主があなたに、どんなに大きなことをして下さったか、どんなにあわれんで下さったかを、知らせなさい。」
    そこで、彼は立ち去り、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったかを、デカポリスの地方で言い広め始めた。人々はみな驚いた。(マルコの福音書5:8~5:20)』

     ヨハネ・マルコは、詳細にわたってこの出来事を福音書に書き記しています。マルコは、シモン・ペテロの説教をまとめた書物として福音書を執筆しました。よってカペナウムの向こう岸、異邦人の10の町(デカポリス)の一つであったガラサにおけるうわさを、漁師たちは良く知っていたことが分かります。また異邦人は、豚肉を食べますから、そこには何千匹の豚が飼われていました。

     マルコによりますと、悪霊どもの名前は「レギオン」と言うことです。悪霊どもは嘘つきですが、真の神様、主イエス様の質問には、真実を答えたと思われます。もっとも以前、彼らが天使であった頃から、実は主イエス様とは顔見知りのはずです。
    「レギオン」とは、ローマ軍団の呼び名であって、12軍団を指します。人数は6,000人です。すると1軍団は500人、すなわち100人隊が5つと言うことになります。それほど多くの悪霊が、二人の男の中に入っていたことになります。
     明日も同じ箇所からです。》

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