◇◆◇日々のみ言葉
2020年12月27日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書8章30節~34節】
8:30 ところで、そこからずっと離れた所に、たくさんの豚の群れが飼ってあった。
8:31 それで、悪霊どもはイエスに願ってこう言った。「もし私たちを追い出そうとされるのでしたら、どうか豚の群れの中にやって下さい。」
8:32 イエスは彼らに「行け。」と言われた。すると、彼らは出て行って豚にはいった。すると、見よ、その群れ全体がどっとがけから湖へ駆け降りて行って、水におぼれて死んだ。
8:33 飼っていた者たちは逃げ出して町に行き、悪霊につかれた人たちのことなどを残らず知らせた。
8:34 すると、見よ、町中の者がイエスに会いに出て来た。そして、イエスに会うと、どうかこの地方を立ち去って下さいと願った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
ルカの福音書における並行記事は、
『イエスが、「何という名か。」とお尋ねになると、「レギオンです。」と答えた。悪霊が大ぜい彼にはいっていたからである。悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんようにと願った。
ちょうど、山のそのあたりに、おびただしい豚の群れが飼ってあったので、悪霊どもは、その豚にはいることを許して下さいと願った。イエスはそれを許された。
悪霊どもは、その人から出て、豚にはいった。すると、豚の群れはいきなりがけを駆け下って湖にはいり、おぼれ死んだ。飼っていた者たちは、この出来事を見て逃げ出し、町や村々でこの事を告げ知らせた。
人々が、この出来事を見に来て、イエスのそばに来たところ、イエスの足もとに、悪霊の去った男が着物を着て、正気に返って、すわっていた。人々は恐ろしくなった。
目撃者たちは、悪霊につかれていた人の救われた次第を、その人々に知らせた。ゲラサ地方の民衆はみな、すっかりおびえてしまい、イエスに自分たちのところから離れていただきたいと願った。そこで、イエスは舟に乗って帰られた。
そのとき、悪霊を追い出された人が、お供をしたいとしきりに願ったが、イエスはこう言って彼を帰された。
「家に帰って、神があなたにどんなに大きなことをして下さったかを、話して聞かせなさい。」そこで彼は出て行って、イエスが自分にどんなに大きなことをして下さったかを、町中に言い広めた。(ルカの福音書8:30~8:39)』と、マルコの福音書と同じくらいに詳細にわたって書き記されています。
特に、悪霊どもは主イエス様にこう願い出ています。
「底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんように。おびただしい豚の群れにはいることを許して下さい。」と。
ここから、主イエス様は、悪霊どもを最終的な裁きの場に投げ入れることが出来ることが分かります。
本来地獄とは、サタンに従って堕落した御使いたち、すなわち悪霊どもが最終的に行く場所として備えられたのです。
しかしサタンは、そこに多くの人間を陥れようと躍起になっています。自分たちと同じ運命を、多くの人々に味あわせようとしています。
騙されてはなりません。地獄は現実に存在します。もちろん天国も実在します。そして最終的な裁きの場、「白い御座の裁き」の法廷は必ず開かれます。すべての人が例外なくその場に、被告席に立たされるのです。クリスチャンも、ノンクリスチャンもです。
しかし、主の十字架を信じる者には、弁護人がいます。そのお方こそ主イエス・キリストです。主が弁護人として、十字架の血潮の証拠によって、ご自身を信じ従う者には、無罪を主張され、私たちは釈放され、天の御国に入ることが許されるのです。
明日も同じ箇所からです。》