◇◆◇日々のみ言葉
2021年1月4日(月)
◎聖書箇所【ヨハネの福音書20章19節~22節】
20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなたがたにあるように。」
20:20 こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。
20:21 イエスはもう一度、彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父が私を遣わしたように、私もあなたがたを遣わします。」
20:22 そして、こう言われると、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、2021年の年頭聖句の箇所からとなります。
主イエス様は言われました。
「平安があなたがたにあるように。父が私を遣わしたように、私もあなたがたを遣わします。聖霊を受けなさい。」
実は十字架にかけられる前に、主は弟子たちにこのように教えられ約束されたのです。
『「私は父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、共におられるためにです。
その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたと共に住み、あなたがたのうちにおられるからです。」(ヨハネの福音書14:16~14:17)』
そしてさらには、このようにも約束されたのです。
『しかし、助け主、すなわち、父が私の名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、私があなたがたに話したすべてのことを思い起こさせて下さいます。
私は、あなたがたに平安を残します。私は、あなたがたに私の平安を与えます。私があなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(ヨハネの福音書14:26~14:27)』
ここから、主イエス様が言われる「平安」とは、「聖霊」なるお方であることが分かります。そして「世が与える平安」とは、まさしく地位や名誉や富のことです。もちろんそれは決して粗末なものではなく、重要でありかつ必要なものでしょう。しかし、一番大切な真理は、「助け主」であられる「聖霊」なるお方が、共にいて下さると言うことなのです。
主イエス様の霊であられ、創造主なる神様が共にいて下さる、しかも私たちの内に住んで下さる、これこそが本当の平安なのです。
それだからこそ、主は弟子たちに、「聖霊を受けなさい」と言われたのです。彼らはもちろん聖霊を知っていました。聖霊は彼らと共におられました。しかし、彼ら全員が主を裏切り、主から離れ去った後、聖霊は一時、彼らから離れられたと思われます。
もし、この時に聖霊が彼らの上に留まっておられたのなら、主は、「聖霊を受けなさい。」とは言われないはずです。
あなたは、そして私は、本物の「平安」を持っているのです。》