• 日々のみ言葉 2021年1月11日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年1月11日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書9章8節】
    9:8 群衆はそれを見て恐ろしくなり、こんな権威を人にお与えになった神をあがめた。

    ◎ショートメッセージ
    《今日は、9章8節だけなのですが、今一度2節から7節までも掲載します。「中風の人」のいやしの総まとめとなります。

    『9:2 すると、人々が中風の人を床に寝かせたままで、みもとに運んで来た。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」と言われた。
    9:3 すると、律法学者たちは、心の中で、「この人は神をけがしている。」と言った。
    9:4 イエスは彼らの心の思いを知って言われた。「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。
    9:5 『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。
    9:6 人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」こう言って、それから中風の人に、「起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われた。
    9:7 すると、彼は起きて家に帰った。』

     この場面の舞台になったのは、シモン・ペテロの家です。カペナウムに住む多くの人々が押しかけたのですから、決して小さな家ではなかったと思われます。またその中には、数人のパリサイ人や律法学者たちも紛れ込んでいました。この奇跡は、もちろん「中風の人」本人をいやす為ですが、彼らに悔い改めを促す為でもあったのです。
     また当時のユダヤの人々の考え方をもひっくり返す為でもありました。それは罪の結果から、このような病にかかると言う観念です。
     主イエスは、公生涯最後の方で、エルサレムにおいて、生まれつき目の見えない青年をいやされますが、使徒たちでさえその観念にとらわれていました。

    『イエスは道の途中で、生まれつきの盲人を見られた。弟子たちは彼についてイエスに質問して言った。
    「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」イエスは答えられた。
    「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。(ヨハネの福音書9:1~9:3)』とヨハネは書いています。

     主イエスは、パリサイ人や律法学者たちに言われます。
    「『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」「起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」

     主イエスこそ、いやし主、救い主、メシアなるお方です。そのことを公に現わされたのが、この出来事なのです。ここで明確にご自身こそが、彼らが信じている「神」であることを示されたのです。しかし、その場にいた群衆には、まだそのことは閉ざされていました。
     それゆえ、『群衆はそれを見て恐ろしくなり、こんな権威を人にお与えになった神をあがめた』わけです。
     群衆は主イエスを単なる「人」としてしか見ておらず、「神」ご自身とは思っていないのです。明日は先に行きましょう。》

Comments are closed.