◇◆◇日々のみ言葉
2021年2月16日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書10章11節~15節】
10:11「どんな町や村にはいっても、そこでだれが適当な人かを調べて、そこを立ち去るまで、その人の所にとどまりなさい。
10:12 その家にはいるときには、平安を祈るあいさつをしなさい。
10:13 その家がそれにふさわしい家なら、その平安はきっとその家に来るし、もし、ふさわしい家でないなら、その平安はあなたがたのところに返って来ます。
10:14 もしだれも、あなたがたを受け入れず、あなたがたの言葉に耳を傾けないなら、その家またはその町を出て行くときに、あなたがたの足のちりを払い落としなさい。
10:15 まことに、あなたがたに告げます。さばきの日には、ソドムとゴモラの地でも、その町よりはまだ罰が軽いのです。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは、十二使徒を選ばれ、二人一組として6チームを、ガリラヤのユダヤの町々や村々に遣わされました。
「行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。胴巻に金貨や銀貨や銅貨を入れてはいけません。旅行用の袋も、二枚目の下着も、くつも、杖も持たずに行きなさい。働く者が食べ物を与えられるのは当然だからです。」と、主イエスは、今回の旅への条件を付けられました。
これは、当時のユダヤ人は、同胞ユダヤ人を持てなす習慣があったからです。特にユダヤ人の旅人を持てなすことは、良い行ないともされていました。また、多くの荷物を持って行く必要もなく、限られた時間でより多くの町々や村々を廻る必要があったからです。
この伝道の旅は、数日で終わるようなものではありませんでした。しかし数週間は費やされたことかと思われます。
聖書は、6チームの彼らがどのように分かれて、またどのようなルートを選んだのか、詳細について説明はしていませんが、間違いなく、各チームは担当する町々や村々を決めて出かけたに違いありません。また、主イエスは集合場所および集合する日時を、前もって決めておられたと思われます。それゆえ彼らは、主イエスの元に戻って来ることが出来たのです。
当時は、今のように通信連絡は出来ませんから、もしはぐれたとしたら、合流することは簡単ではなかったに違いないからです。
「どんな町や村にはいっても、そこでだれが適当な人かを調べて、そこを立ち去るまで、その人の所にとどまりなさい。」
「適当な人」とは、その町や村で評判の良い人のことです。主イエスは、すでのそのような人物を前もって用意されていたに違いありません。
また、家から家を渡り歩くのではなく、その町や村において、最初に泊めてもらった家に留まりなさい、と言われています。明日も同じ箇所からです。》