◇◆◇日々のみ言葉
2021年3月26日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書11章28節~30節】
11:28「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、私のところに来なさい。私があなたがたを休ませてあげます。
11:29 私は心優しく、へりくだっているから、あなたがたも私のくびきを負って、私から学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30 私のくびきは負いやすく、私の荷は軽いからです。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。現代訳を掲載します。
『「疲れている人や重荷を負っている人は、だれでも、私のところに来なさい。私があなたがたを休ませてあげよう。
私と一緒にくびきを負いなさい。私のくびきは決して苦しいものではありません。私の柔和と謙遜を、私から学びなさい。そうすれば、あなたがたのたましいに安らぎが与えられます。私のくびきは負いやすく、私の荷は軽いのです。」』
まず、どちらの訳にも出てきます「くびき」とは何でしょうか。これは、牛や馬の首にかけて、車を引かせる為の横木のことです。当時のユダヤでは、おもに牛二頭をつなげて、農地を耕しました。有名なミレーの「種まく人」の絵は、主人公の農夫の前方の背後に、くびきを付けた二頭の牛と、牛を操っている農夫が描かれています。一頭で耕すよりも二頭で耕す方が、効率も良く、また牛の負担が少ないわけです。
主イエスのこのたとえは、私たち一人一人に与えられたくびきを、私一人で担うのではなく、主イエスと共に担いなさい、と言うことなのです。主が、「私がかついであげよう」と言われているのです。
私たちは、誰であっても、それぞれの「重荷」を背負っています。それを一人で担ぐのはやめて、イエス様にも半分以上を負担していただきましょう。それが、「私があなたがたを休ませてあげよう」と言う事なのです。
重荷のおもなものは「思い煩い」です。思い煩う事とは、最も重い患いでもあるのです。
ペテロはこう勧めます。
『あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配して下さるからです。(第Ⅰペテロ5:7)』
さらに、パウロもこう勧めています。
『何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもって捧げる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4:6~4:7)』と。
明日も同じ箇所からです。》