◇◆◇日々のみ言葉
2021年3月31日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書11章19節~24節】
11:19 夕方になると、イエスと弟子たちは都の外に出て行った。
11:20 さて、朝早く、彼らが通りがかりにいちじくの木を見ると、それは根元から枯れていた。
11:21 ペテロは思い出して、イエスに言った。「先生、ご覧下さい。あなたがのろわれた、いちじくの木が枯れています。」
11:22 イエスは弟子たちに答えられた。「神を信じなさい。
11:23 まことに、あなたがたに言います。この山に向かい、『立ち上がって、海に入れ』と言い、心の中で疑わずに、自分の言ったとおりになると信じる者には、そのとおりになります。
11:24 ですから、あなたがたに言います。あなたがたが祈り求めるものは何でも、すでに得たと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」
◎ショートメッセージ
《今週は受難週です。そして今日は水曜日です。
昨日、すなわち火曜日のことです。主イエスと弟子たちの一行がベタニヤを出たとき、主イエスは空腹を覚えられました。すると葉の茂ったいちじくの木が見えたので、何かありはしないかと見に行かれたのです。しかし、葉のほかは何もありませんでした。
すると、その木に向かって、
「今後、いつまでも、だれもおまえの実を食べることのないように。」と言われたのです。弟子たちはこれを聞いていたのです。
そして朝早く、昨日と同じくベタニヤのマルタ姉妹とラザロの家を後にします。すると、弟子たちは、昨日の事を思い出し、通りがかりにいちじくの木を見ます。何と、いちじくの木は根元まで枯れていました。
ペテロが言います。
「先生、ご覧下さい。あなたがのろわれた、いちじくの木が枯れています。」
すると主イエスは弟子たちに言われるのです。
「神を信じなさい。まことに、あなたがたに言います。この山に向かい、『立ち上がって、海に入れ』と言い、心の中で疑わずに、自分の言ったとおりになると信じる者には、そのとおりになります。ですから、あなたがたに言います。あなたがたが祈り求めるものは何でも、すでに得たと信じなさい。そうすれば、そのとおりになります。」
この真理を教える為に、いちじくの木が用いられたのです。主イエスの言葉に、「信仰」とは何であるのか、その真理が込められています。
「神を信じなさい」と、なぜ主イエスは言われるのでしょうか。それは、人はなかなか神様を信じようとはしないからです。信頼しないのです。
「心の中で疑わず」と主は言われますが、私たちはすぐに疑うのです。何を疑うのでしょうか。神様をです。主イエスをです。そして奇跡をです。御わざをです。
私たちの心の中には、何と多くの疑いや恐れや不信仰が根を張っていることでしょう。信仰とは、素直に信じることなのです。
神様は本当に良いお方であり、恵みと哀れみによって、与えて下さることを、そして祈りに答えて下さることを信じることなのです。》