◇◆◇日々のみ言葉
2021年4月4日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書28章1節~15節】
28:1 さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た。
28:2 すると、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降りて来て、石をわきへころがして、その上にすわったからである。
28:3 その顔は、いなずまのように輝き、その衣は雪のように白かった。
28:4 番兵たちは、御使いを見て恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。
28:5 すると、御使いは女たちに言った。「恐れてはいけません。あなたがたが十字架につけられたイエスを捜しているのを、私は知っています。
28:6 ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。
28:7 ですから急いで行って、お弟子たちにこのことを知らせなさい。イエスが死人の中からよみがえられたこと、そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれ、あなたがたは、そこで、お会いできるということです。では、これだけはお伝えしました。」
28:8 そこで、彼女たちは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いで墓を離れ、弟子たちに知らせに走って行った。
28:9 すると、イエスが彼女たちに出会って、「おはよう。」と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ。
28:10 すると、イエスは言われた。「恐れてはいけません。行って、私の兄弟たちに、ガリラヤに行くように言いなさい。そこで私に会えるのです。」
28:11 女たちが行き着かないうちに、もう、数人の番兵が都に来て、起こった事を全部、祭司長たちに報告した。
28:12 そこで、祭司長たちは民の長老たちと共に集まって協議し、兵士たちに多額の金を与えて、
28:13 こう言った。「『夜、私たちが眠っている間に、弟子たちがやって来て、イエスを盗んで行った。』と言うのだ。
28:14 もし、このことが総督の耳にはいっても、私たちがうまく説得して、あなたがたには心配をかけないようにするから。」
28:15 そこで、彼らは金をもらって、指図されたとおりにした。それで、この話が広くユダヤ人の間に広まって今日に及んでいる。
◎ショートメッセージ
《昨日の続きとなります。今日はイースターです。主イエス様が復活された日です。
主イエスが三日目によみがえることを、側近の弟子たちではなく、ユダヤ最高議会の議員たちが信じていたと言うことは、何と言う皮肉な話なのでしょうか。
彼らはそれを恐れて、ローマ兵による三日三晩の見張りと、主イエスが葬られた墓のローマ式封印を、総督ピラトに願い出たのです。
そして三日目がやって来ました。ユダヤは「数え」で数えますから、金・土(安息日)・週の始めの日(日曜日)の明け方の事です。
ローマ兵の見張りは四人でした。二人ずつ交代で見張りに立ったと思われます。マグダラのマリアと他のマリアが墓にやって来た時には、実は御使いが来たあとでした。
夜が明けようとした頃、四人の見張りのローマ兵がウトウトと居眠りしていた時に、突然二人の御使いが、まばゆい光を放ちながら、天から降りて来たのです。
そして一人の御使いが、墓をふさいでいた重さ200キロ以上もある丸い石のふたを、蹴っ飛ばして転がし、その上にすわったと言うのです。この物事と有様に恐れおののいた見張りのローマ兵たちは、まるで死人のように固まってしまいます。
本当に神様のなさることは、まさに不思議で、主イエス復活の最初の証人は、未信者であり、異邦人のローマ兵だと言うことになるのです。この後、主イエスはマグダラのマリアにご自身を現わされます。》