◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月31日(火)
◎聖書箇所【マタイの福音書18章28節~34節】
18:28「ところが、そのしもべは、出て行くと、同じしもべ仲間で、彼から百デナリの借りのある者に出会った。彼はその人をつかまえ、首を絞めて、『借金を返せ。』と言った。
18:29 彼の仲間は、ひれ伏して、『もう少し待ってくれ。そうしたら返すから。』と言って頼んだ。
18:30 しかし彼は承知せず、連れて行って、借金を返すまで牢に投げ入れた。
18:31 彼の仲間たちは事の成り行きを見て、非常に悲しみ、行って、その一部始終を主人に話した。
18:32 そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『悪いやつだ。おまえがあんなに頼んだからこそ借金全部を赦してやったのだ。
18:33 私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。』
18:34 こうして、主人は怒って、借金を全部返すまで、彼を獄吏に引き渡した。」
◎ショートメッセージ
《シモン・ペテロは、主イエスに尋ねました。
「主よ。兄弟が私に対して罪を犯したばあい、何度まで赦すべきでしょうか。七度まででしょうか。」
「七度まで、などとは私は言いません。七度を七十倍するまでと言います。」
そして、主イエスは「一万タラントの借りのあるしもべ」のたとえを話されました。
天の御国とは、地上の王にたとえることができ、王はしもべたちと清算をすることにしたと言うのです。まず最初に一万タラントの借りのあるしもべが、王の前に連れて来られました。しかし、そのしもべはとても返済することができず、ひれ伏して、
『どうかご猶予下さい。そうすれば全部お払いいたします。』と願い出たのです。
すると、しもべの主人は、かわいそうに思って、そのしもべを赦し、借金を全部免除してやったと言うわけです。この続きと結末が、今日の後半部分になります。
一万タラント(六千億デナリ)の負債が免除されたしもべが、その帰り道において、同じしもべ仲間で、彼から百デナリの借りのある者に出会ったと言うのです。しもべは、百デナリを返すことを要求し、返せないとわかると強引に牢に投げ込んだと言うのです。
負債を免除されたしもべの仲間たちは、事の成り行きを見て、非常に悲しみ、そび事を主人である地上の王に報告しました。すると主人はしもべを呼びつけたのです。
『悪いやつだ。おまえがあんなに頼んだからこそ借金全部を赦してやったのだ。私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間をあわれんでやるべきではないか。』
地上の王である主人は怒って、しもべが借金を全部返すまで、牢屋に投げ込みました。これがたとえの全貌です。
このたとえの真意は、主イエスによって罪赦された者は、自分に対して罪を犯した他の者を赦すべきであることを、主は教えておられるのです。》