• 日々のみ言葉 2021年9月1日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年9月1日(水)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書18章35節】
    18:35「あなたがたもそれぞれ、心から兄弟を赦さないなら、天の私の父も、あなたがたに、このようになさるのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエスは、十二使徒たちに「一万タラントの借りのあるしもべ」のたとえを話されました。今日は、その現代訳を掲載します。

    『そのとき、ペテロがみもとに来て言った。
    「主イエス様。誰かが私に対してひどいことをした時、何度まで私は赦さなければならないでしょうか。七度も赦せば十分でしょうか。」
    イエスは彼に言われた。
    「私は、七度までなどとは言いません。何度でも赦してあげなさい。それを一つのたとえで話してあげましょう。ある王様が家来たちと決算をしようとしました。
     いよいよそれが始めると、最初は莫大な借金を抱えているしもべが、王様の所に連れて来られました。
     ところが彼は返すことができませんでしたから、その王様は、全財産を処分しても返済するように命じました。
     するとそのしもべは、王様の前にひれ伏して、『どうか、もうしばらくご猶予下さい。そうすれば全額必ず返済いたします。』と懇願した。
     王様は、かわいそうに思って、彼を赦し、借金を免除してやりました。ところが、そのしもべは出て行くと、同じしもべ仲間で、彼からわずかな借金のある男に出会いました。するとその男をつかまえて、首を絞め、『借金を返せ。』と脅しました。
     その男は、ひれ伏して、『もう少し待って下さい。そうすれば、全額返済しますから。』と言って頼んだのに、彼は聞き入れず、その男を連れて行って、借金を返すまで投獄してしまいました。
     仲間の者たちは、その出来事を見て、非常に悲しみ、行って、その出来事を全部、王様に話しました。そこで、王様は彼を呼びつけて言いました。
    『悪いやつだ。私にあれほど頼んだからこそ、借金の返済を赦してやったのではないか。私がおまえをあわれんでやったように、おまえも仲間の者をあわれんでやるべきではなかったのか。』
    こうして王様は怒り、借金全部を返済するまで、彼を投獄してしまいました。このように、あなたがたも、それぞれ他の人を心から赦さないのなら、天のお父様も、あなたがたにそれと同じようになさいます。(マタイの福音書18:21~18:35)』と、なっています。

     新改訳と現代訳との徹底的違いがあります。それは、新改訳では「兄弟」すなわち、主にある兄弟が、自分に対して罪を犯した設定になっているのに対し、現代訳では、不特定多数の誰か、となっていることです。

     私たちは、クリスチャンの仲間に対しては、案外寛容に赦せたとしても、この世の人々、つまり一般の誰かが自分に対してひどい仕打ちをした時には、案外赦すことができず、さばいてしまう者なのではないでしょうか。明日も同じ箇所からとなります。》

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