• 日々のみ言葉 2021年9月5日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年9月5日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書19章7節~9節】
    19:7 彼らはイエスに言った。「では、モーセはなぜ、離婚状を渡して妻を離別せよ、と命じたのですか。」
    19:8 イエスは彼らに言われた。「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、その妻を離別することをあなたがたに許したのです。しかし初めからそうだったのではありません。
    19:9 まことに、あなたがたに告げます。誰でも、不貞のためでなくて、その妻を離別し、別の女を妻にする者は姦淫を犯すのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエスと弟子たちの一行は、カペナウムからペレヤ地方にやって来ました。すると大勢の群衆が、主イエスに気づいて、ついて来てしまったのです。その群衆の中に、パリサイ人たちがいたのです。そして主イエスの御もとにやって来ては、質問しました。
    「何か理由があれば、妻を離別することは律法にかなっているでしょうか。」
    「創造者は、初めから人を男と女に造って、『それゆえ、人はその父と母を離れて、その妻と結ばれ、ふたりの者が一心同体になるのだ。』と言われたのです。それを、あなたがたは読んだことがないのですか。それで、もはや二人ではなく、一人なのです。こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。」

     すると、さらに彼らは質問して来たのです。彼らの狙いは、主イエスを陥れる事です。
    「では、モーセはなぜ、離婚状を渡して妻を離別せよ、と命じたのですか。」

     この律法は、申命記に掲載されています。
    『人が妻をめとって、夫となったとき、妻に何か恥ずべき事を発見したため、気に入らなくなった場合は、夫は離婚状を書いてその女の手に渡し、彼女を家から去らせなければならない。
     女がその家を出て、行って、他の人の妻となったなら、次の夫が彼女をきらい、離婚状を書いてその女の手に渡し、彼女を家から去らせた場合、あるいはまた、彼女を妻としてめとったあとの夫が死んだ場合、彼女を出した最初の夫は、その女を再び自分の妻としてめとることはできない。彼女は汚されているからである。これは、主の前に忌みきらうべきことである。あなたの神、主が相続地としてあなたに与えようとしておられる地に、罪をもたらしてはならない。(申命記24:1~24:4)』

     ユダヤ社会は典型的な男性社会です。「妻に何か恥ずべき事を発見したため、気に入らなくなった場合」とは、実は何でも良かったのです。理由は夫側でどうにでも出来たからです。また申命記には、妻側からの離婚の申し出については、書かれてはいないのです。主イエスは言われます。
    「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、その妻を離別することをあなたがたに許したのです。しかし、初めからそうだったのではありません。まことに、あなたがたに告げます。誰でも、不貞のためでなくて、その妻を離別し、別の女を妻にする者は姦淫を犯すのです。」と。

     ここから「不貞」以外の理由で、ユダヤ人の夫婦が離婚することを、主イエスは禁じておられることが分かります。》

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