◇◆◇日々のみ言葉
2021年9月6日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書19章10節~12節】
19:10 弟子たちはイエスに言った。「もし妻に対する夫の立場がそんなものなら、結婚しないほうがましです。」
19:11 しかし、イエスは言われた。「その言葉は、誰でも受け入れることができるわけではありません。ただ、それが許されている者だけができるのです。
19:12 というのは、母の胎内から、そのように生まれついた独身者がいます。また、人から独身者にさせられた者もいます。また、天の御国のために、自分から独身者になった者もいるからです。それができる者はそれを受け入れなさい。」
◎ショートメッセージ
《パリサイ人や律法学者たちは主イエスに反論して来ました。
「では、モーセはなぜ、離婚状を渡して妻を離別せよ、と命じたのですか。」
これは、申命記24章に書き記されている律法ですが、もちろん主イエスも、事の成り行きを黙って見守っている十二使徒たちも良く知っています。
主イエスは答えられます。
「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、その妻を離別することをあなたがたに許したのです。しかし、初めからそうだったのではありません。まことに、あなたがたに告げます。誰でも、不貞のためでなくて、その妻を離別し、別の女を妻にする者は姦淫を犯すのです。」と。
しかし、この言葉はモーセが発した言葉ではありません。主なる神様がモーセを通して与えられたことです。それゆえ、主なる神様がこのように言われたこのです。
これを聞いていた十二使徒が、思わず主イエスに質問しました。
「もし妻に対する夫の立場がそんなものなら、結婚しないほうがましです。」
私は、シモン・ペテロが質問したと確信しています。なぜなら、主イエスの公生涯の期間において、十二使徒の中で結婚し、子どもがいるのはペテロだけだからです。
主イエスの復活と昇天の後、エルサレム教会が始まった後は、他の使徒たちも、また主イエスの四人の弟たちも結婚したと思います。
ところで、主イエスには、二人以上の妹がおりました。もしかしましたら、その二人以上の妹たちは、他の使徒たちと結婚したのかも知れませんね。そのように考えると面白いと思います。もちろんイスカリオテのユダが除かれることは言うまでもありません。
さて、その質問に対する主の答えは意外なものでした。
「その言葉は、誰でも受け入れることができるわけではありません。ただ、それが許されている者だけができるのです。というのは、母の胎内から、そのように生まれついた独身者がいます。また、人から独身者にさせられた者もいます。また、天の御国のために、自分から独身者になった者もいるからです。それができる者はそれを受け入れなさい。」
つまり、弟子たちの質問に対する答えになっていないのです。明日も同じ箇所から、主の答えの意図を考えて見たいと思います。》