◇◆◇日々のみ言葉
2021年9月17日(金)
◎聖書箇所【マタイの福音書19章27節~30節】
19:27 そのとき、ペテロはイエスに答えて言った。「ご覧下さい。私たちは、何もかも捨てて、あなたに従ってまいりました。私たちは何がいただけるでしょうか。」
19:28 そこで、イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。世が改まって人の子がその栄光の座に着く時、私に従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです。
19:29 また、私の名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子、あるいは畑を捨てた者はすべて、その幾倍もを受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。
19:30 ただ、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです。」
◎ショートメッセージ
《一人の役人の青年が主イエスに質問して来ました。しかし、彼は悲しみにつつまれながら、去って行きました。私は、その青年こそ、後に迫害者となり、そして異邦人の使徒になるサウロであると信じています。
さて、
「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」と、主イエスの言葉を聞いて、シモン・ペテロが主イエスに質問しました。
「ご覧下さい。私たちは、何もかも捨てて、あなたに従ってまいりました。私たちは何がいただけるでしょうか。」
シモン・ペテロのこの言葉は、本当に真実であったと思われます。それだからこそ、主イエスが十字架刑において殺され、園の墓に葬られた後の三日間は、彼に取って、他の使徒たちに取って、絶望の暗黒の三日間となったのです。
主イエスは答えられます。
「まことに、あなたがたに告げます。世が改まって人の子がその栄光の座に着く時、私に従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです。」と。
この時、十二使徒は皆、まだ全員がそろっていたと思われます。つまり、イスカリオテのユダもいたのです。と言うことは、主イエスの約束は、この時点では、彼にも当てはまったのです。イスカリオテのユダが、主イエスを裏切らなければ、彼も十二部族をさばく者とされたのです。
しかし、イスカリオテのユダは、その素晴らしい報いの権利を、銀貨30枚で売り渡します。
また、このことによって、シモン・ペテロが、ヨハネ・マルコの二階の大広間において、集まっていた120名の兄弟たちに、イスカリオテのユダの代わりとなる使徒職を選ばなければならなかった理由が明白となります。
それゆえ、くじによって選ばれたマッテヤが、十二座の一つの座について、イスラエルの十二部族の中の一つの部族をさばくことになります。
黙示録によりますと、
『都には、大きな高い城壁があり、十二の門があった。門の上には十二人の御使いがいた。また、名前が刻まれていたが、それはイスラエルの子らの十二部族の名前であった。東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。都の城壁には十二の土台石があり、それには、子羊の十二使徒の、十二の名が刻まれていた。(ヨハネの黙示録21:12~21:14)』と書かれています。
よって、脱落して行ったイスカリオテのユダの代わりにマッテヤの名前が刻まれることになるはずです。》