◇◆◇日々のみ言葉
2021年9月22日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書20章1節~16節】
20:1「天の御国は、自分のぶどう園で働く労務者を雇いに朝早く出かけた主人のようなものです。
20:2 彼は、労務者たちと一日一デナリの約束ができると、彼らをぶどう園にやった。
20:3 それから、九時頃に出かけてみると、別の人たちが市場に立っており、何もしないでいた。
20:4 そこで、彼はその人たちに言った。『あなたがたも、ぶどう園に行きなさい。相当のものを上げるから。』
20:5 彼らは出て行った。それからまた、十二時頃と三時頃に出かけて行って、同じようにした。
20:6 また、五時頃出かけてみると、別の人たちが立っていたので、彼らに言った。『なぜ、一日中仕事もしないでここにいるのですか。』
20:7 彼らは言った。『誰も雇ってくれないからです。』彼は言った。『あなたがたも、ぶどう園に行きなさい。』」
20:8 「こうして、夕方になったので、ぶどう園の主人は、監督に言った。『労務者たちを呼んで、最後に来た者たちから順に、最初に来た者たちにまで、賃金を払ってやりなさい。』
20:9 そこで、五時頃に雇われた者たちが来て、それぞれ一デナリずつもらった。
20:10 最初の者たちがもらいに来て、もっと多くもらえるだろうと思ったが、彼らもやはりひとり一デナリずつであった。
20:11 そこで、彼らはそれを受け取ると、主人に文句をつけて、
20:12 言った。『この最後の連中は一時間しか働かなかったのに、あなたは私たちと同じにしました。私たちは一日中、労苦と焼けるような暑さを辛抱したのです。』
20:13 しかし、彼はそのひとりに答えて言った。『私はあなたに何も不当なことはしていない。あなたは私と一デナリの約束をしたではありませんか。
20:14 自分の分を取って帰りなさい。ただ私としては、この最後の人にも、あなたと同じだけ上げたいのです。
20:15 自分のものを自分の思うようにしてはいけないという法がありますか。それとも、私が気前がいいので、あなたの目にはねたましく思われるのですか。』
20:16 このように、あとの者が先になり、先の者があとになるものです。」
◎ショートメッセージ
《主イエスは弟子たちに言われました。
「ただ、先の者があとになり、あとの者が先になることが多いのです。」
そして、この言葉の真意を伝える為に、「ぶどう園の農夫」のたとえを話されたのです。今日は、この全文を掲載し、もう一度考えて見たいと思います。
このたとえから分かりますように、十二使徒たちは、朝早く来て最初から働いた者であることは間違いないことです。
しかし、一番重点として目を留めるべき人物は、午後五時から来て、一時間しか働かなかった、いや働けなかった人物のことです。
これが私たちです。この人物こそ、終わりの時代に奇跡的に救い出され、今生きている、いや、生かされている現役のクリスチャンたちのことを指しています。
そうであるとしたら、とても誇れるものではありません。なぜなら、たった一時間しか働けなかったからです。それにも関わらず、誰もと同じように、「一タラント」をもらえるのです。この「一タラント」こそが、「永遠の命」です。すべては恵みなのです。
ぶどう園の主人である神様が、ぼう然と立っている私たち一人一人に声をかけて下さり、仕事を与えて下さいました。「仕事」とは、主への奉仕でありミニストリーのことです。そして報いを下さいました。報いは皆同じです。それは永遠の命であり、永遠に主イエス様と共にいることなのです。ハレルヤ!》