◇◆◇日々のみ言葉
2021年9月23日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書20章17節~19節】
20:17 さて、イエスは、エルサレムに上ろうとしておられたが、十二弟子だけを呼んで、道々彼らに話された。
20:18 「さあ、これから、私たちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。
20:19 そして、あざけり、むち打ち、十字架につけるため、異邦人に引き渡します。しかし、人の子は三日目によみがえります。」
◎ショートメッセージ
《今日の日々のみ言葉は、第三回目の受難予告となります。主イエスが、十二使徒だけを呼んだと言うことは、この時、まだ他の弟子たちも共にいたことが分かります。
エルサレム初代教会において、預言者たちの長となるアガポ、そして慰めの人バルナバと呼ばれたヨセフも、この時、主イエス様の一行と同行していたことになります。
主イエスの第一回目の受難予告は、ピリポ・カイザリヤにおいてでした。
『そのとき、イエスは、ご自分がキリストであることを誰にも言ってはならない、と弟子たちを戒められた。その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。(マタイの福音書16:20~16:21)』
そして第二回目は、変貌山すなわちヘルモン山から降りて来たあとでした。
『「人の子は、いまに人々の手に渡されます。そして彼らに殺されるが、三日目によみがえります。」(マタイの福音書17:22~17:23前半)』
どれを取っても、エルサレムで殺され、三日目によみがえることを預言されていますが、三回目において、「十字架」と言う言葉が初めて登場するのです。また、異邦人に引き渡され、十字架につけられると言うことは、「ローマ帝国反逆罪」で、処刑されることを表わしています。
この一連の受難予告によって、まさに弟子たちの信仰が試されることになって行きます。》