• 日々のみ言葉 2015年6月25日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2015年6月25日(木)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書1章10節~11節】

    1:10 そして、水の中から上がられると、すぐそのとき、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、ご覧になった。
    1:11 そして天から声がした。「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」

    ◎ショートメッセージ

    《主イエスは、バプテスマのヨハネから、「悔い改めのバプテスマ」をお受けになられた。そして、「水の中から上がられると、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、ご覧になった。」とある。「天が裂けて」とは、どういうことなのか。透き通る青空に突然、大きな裂け目が、超自然的に出来たということであろうか。使徒ヨハネは、その第四福音書にこう書き記している。
     『バプテスマのヨハネは証言して言った。「御霊が鳩のように天から下って、この方の上にとどまられるのを私は見ました。私もこの方を知りませんでした。しかし、水でバプテスマを授けさせるために私を遣わされた方が、私に言われました。[聖霊がある方の上に下って、その上にとどまられるのがあなたに見えたなら、その方こそ、聖霊によってバプテスマを授ける方である。]私はそれを見たのです。それで、この方が神の子であると証言しているのです。」』
     バプテスマのヨハネは、それを見たことを証している。また、天から声がしたと言う。マルコとルカは、「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」と、全く同じ声を書き記しているが、マタイは、「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」となっている。前者の場合には、父なる神は、主イエスにそのメッセージを語られたと取れるが、後者の場合には、主イエスに対してではなく、その時そこに居合わせた者、すなわちバプテスマのヨハネ、また使徒ヨハネがその福音書に書き加えたことから、バプテスマのヨハネの弟子であったシモン・ペテロの兄弟アンデレ、そして主が愛された弟子であると言うヨハネ本人のために、神がメッセージを語られたとも言える。その声を誰が聞いたのか、また誰の為に、神がその声を発せられたのか。私は後者であると取る。また、この言葉は、今の私たちにも向けて語られている。
    「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」
    主イエスを信じ、私たちは神の子どもとされた。主イエスを長兄として、その後に続く弟・妹にされたのである。ただ恵みによって。創造主なるお方を私たちは、「アバ」「父」「お父様」と呼べる特権に預かっているのである。私たちは、その与えられた特権が、どれほど素晴らしいものであることを本当に知っているだろうか。またその特権を用いているだろうか。》

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