• 日々のみ言葉 2015年7月22日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2015年7月22日(水)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書2章23節~24節】

    2:23 ある安息日のこと、イエスは麦畑の中を通って行かれた。すると、弟子たちが道々穂を摘み始めた。
    2:24 すると、パリサイ人たちがイエスに言った。「ご覧なさい。なぜ彼らは、安息日なのに、してはならないことをするのですか。」

    ◎ショートメッセージ

    《イスラエルにおいて、安息日とは、今でも土曜日である。イスラエルでは、安息日用のエレベーターがあると言う。つまり自動的に各階止りとなる。それは、行き先の階のボタンを指で押すことが「仕事」となるからである。また安息日には、火をたいてはならないし、料理を作ることも許されない。それも仕事になるからである。よって前日までに用意することとなる。しかし何らかの事情で、安息日の食事を用意できなかった場合には、ユダヤ人はレストランに行くのである。今でも多くのユダヤ人は、「旧約聖書」の時代を生きている。彼らは「新約聖書」を認めない。主イエス・キリストが「メシヤ」であることを、二千年近くも、否定し続けているのである。異邦人の時が満ちるまで。使徒パウロを通して、主イエスの福音は、選民ユダヤ人から異邦人に宣べ伝えられることとなった。その恩恵により、私たち日本人にも、「まことの救い」が伝えられた。最も日本におけるクリスチャンの数は、未だに0.1%であるが。全世界のクリスチャンである同胞が、日本のリバイバルを祈ってくれている。主イエスが再臨される前に、日本に、かつて見られないほどの大リバイバルがやって来る。リバイバルは、聖霊なるお方がなされるみ業である。神のみ業である。主権は神にある。聖霊なるお方にある。聖霊なるお方が、この日本に訪れてくださることを私たちは、いつも祈り求め続けよう。
     さて主イエス、そして弟子たちが麦畑を通って行った時である。主イエスの後ろを歩いていた弟子たちが、麦の穂を積みはじめたとある。どうやらこの時は、主イエスと弟子たちだけではなく、まわりに同行する者がいたらしい。主イエスに敵対するパリサイ人である。ギリシャ語の原語では複数形が使用されてあるので、数人のパリサイ人が、弟子たちの行為を見ていたと言うことだ。すかさず彼らは、主イエスに質問する。この時も彼らは、弟子たちに対してではなく、主イエスを言及しているのである。
    「ご覧なさい。なぜ彼らは、安息日なのに、してはならないことをするのですか。」
     麦の穂を積むことは、すなわち「収穫」することであり、それは仕事とみなされていた。パリサイ人や律法学者たちは、「仕事」とはどういうことなのかについてあらゆる想定を考え出し、安息日にしてはならないことを、600以上決めたのである。これを「口伝律法」と言う。もちろん聖書には、そんなことは書き記されてはいない。
     十戒には、こう書かれてある。
    『安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も。それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。(出エジプト記20:8~20:11)』いよいよ主イエスと、パリサイ人と律法学者との、「安息日論争」が始まったのだ。》

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