◇◆◇日々のみ言葉
2022年10月23日(日)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙11章8節~10節】
11:8 こう書かれているとおりです。「神は、彼らに鈍い心と見えない目と聞こえない耳を与えられた。今日に至るまで。」
11:9 ダビデもこう言います。「彼らの食卓は、彼らにとってわなとなり、網となり、つまずきとなり、報いとなれ。
11:10 その目はくらんで見えなくなり、その背はいつまでもかがんでおれ。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『11:8 旧約聖書に次のとおりに記されているとおりである。「神は、今日まで、彼らの心を鈍くし、目を曇らせ、耳を覆わせた。」
11:9 ダビデも同じことを詩篇の中で言っている。「彼らに与えられた様々な神の祝福は、かえって彼らを甘えさせてえしまった。
11:10 それで、神の祝福の意味がよく分からなくなってしまった。」』
使徒パウロは、イスラエルに対して、旧約聖書の言葉を引用し、彼らがなぜ恵みを受け取ることが出来なかったか、説明しています。新改訳は、かなり抽象的に訳されています。これは、当時の言い回しが用いられているからです。
そう言う意味において、現代訳は、まさしく日本人である私たちの文化や慣習を踏まえて訳されていますから、非常に意味がつかみやすいとも言えるでしょう。
最初の引用は、新約聖書に何度も引用されているイザヤ書からです。
『「行って、この民に言え。『聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな。』この民の心を肥え鈍らせ、その耳を遠くし、その目を堅く閉ざせ。自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で悟り、立ち返って、いやされることのないために。」(イザヤ6:9~6:10抜粋)』
次は、詩篇69篇からです。
『彼らの前の食卓はわなとなれ。彼らが栄えるときには、それが落とし穴となれ。彼らの目は暗くなって、見えなくなれ。彼らの腰をいつもよろけさせて下さい。(詩篇69:22~69:23)』
パウロは、ダマスコ途上にて、奇跡的に主イエス様と出会いました。それから三年かけて、旧約聖書を調べたのです。よって、この二つのみ言葉が、まさに預言であり、成就したことを、ここに証ししています。》