◇◆◇日々のみ言葉
2022年10月25日(火)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙11章13節~15節】
11:13 そこで、異邦人の方々に言いますが、私は異邦人の使徒ですから、自分の務めを重んじています。
11:14 そして、それによって何とか私の同国人にねたみを引き起こさせて、その中の幾人でも救おうと願っているのです。
11:15 もし彼らの捨てられることが世界の和解であるとしたら、彼らの受け入れられることは、死者の中から生き返ることでなくて何でしょう。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『11:13 そこで、今度は異邦人の人々に言おう。私は異邦人に福音を伝えるように主から任命された者だから、異邦人に対する働きを重んじるのが当たり前である。
11:14 私がそうすることは、自分と同じイスラエルの民が目を覚まし、彼らの中からも救われる人々が起こさせることにほかならない。
11:15 彼らが神に逆らったことによって、福音が全世界に宣べ伝えられ、異邦人までもが救われるようになったのであるなら、今度は、彼らが神に立ち返る時には、もっとすばらしいことが起こるのは当然であろう。』
ここで、パウロは「異邦人の方々に言います」と、あるいは「今度は異邦人の人々に言おう」と言っていますが、これはローマの教会のクリスチャンに向けて語っています。
当時、正統的なユダヤ人たちは、相変わらず、パウロに対して、イエスの御名を信じるナザレ派に対して、妬みと憎しみを持ち続けていたのです。
しかし、ユダヤ人が福音を拒んだ為に、今度はその恵みが異邦人へと向けられたのです。しかも、当時のパリサイ人や律法学者たちの中において、最も優秀な人物であったサウロが、奇跡的に救われ、異邦人の使徒パウロとして、任命されました。
パウロは、自分のように、一人でも多くのユダヤ人が救われることを心から願っているのです。》