◇◆◇日々のみ言葉
2022年10月26日(水)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙11章13節~15節】
11:13 そこで、異邦人の方々に言いますが、私は異邦人の使徒ですから、自分の務めを重んじています。
11:14 そして、それによって何とか私の同国人にねたみを引き起こさせて、その中の幾人でも救おうと願っているのです。
11:15 もし彼らの捨てられることが世界の和解であるとしたら、彼らの受け入れられることは、死者の中から生き返ることでなくて何でしょう。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
『11:13 そこで、今度は異邦人の人々に言おう。私は異邦人に福音を伝えるように主から任命された者だから、異邦人に対する働きを重んじるのが当たり前である。
11:14 私がそうすることは、自分と同じイスラエルの民が目を覚まし、彼らの中からも救われる人々が起こさせることにほかならない。
11:15 彼らが神に逆らったことによって、福音が全世界に宣べ伝えられ、異邦人までもが救われるようになったのであるなら、今度は、彼らが神に立ち返る時には、もっとすばらしいことが起こるのは当然であろう。』
かつて、ダマスコ途上において、奇跡的に主イエスと出会い、目が見えなくなったサウロに、悔い改めと祈りを通して、ダマスコの敬虔なユダヤ人であった主の忠実な僕、アナニヤが遣わされた時のことです。
『「アナニヤよ。」
「主よ。ここにおります。」
「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。彼は、アナニヤという者がはいって来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」
「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」
「行きなさい。あの人は私の名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、私の選びの器です。彼が私の名のために、どんなに苦しまなければならないかを、私は彼に示すつもりです。」(使徒の働き9:10 ~9:16抜粋)』
サウロはアナニヤによって、目が開かれ、そしてバプテスマを受けます。この時、異邦人の使徒パウロが誕生したのです。彼は異邦人のことを心から気に掛けており、また異邦人の救いの為に、まさしく全身全霊を捧げています。かつては、犬とも思っていた異邦人の人々を。
しかし、やがて、ユダヤ人が救われる時がやって来ます。そして、それは、全世界の異邦人の数が満ちる時なのです。
その時、主の目は、再び選民イスラエルの人々に向けられます。それこそが、パウロが言う「素晴らしいこと」なのです。》