• 日々のみ言葉 2015年8月4日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2015年8月4日(火)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書3章21節】

    3:21 イエスの身内の者たちが聞いて、イエスを連れ戻しに出て来た。「気が狂ったのだ。」と言う人たちがいたからである。

    ◎ショートメッセージ

    《主イエスの身内について、聖書はどれほどの情報を私たちに与えてくれるであろうか。主イエスの本当の父は、誰か。もちろん天におられる神様を、主イエスは「父」と呼んでいる。しかし主イエスの母となるマリヤに、御使いガブリエルは、こう話すのだ。

    『「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子は優れた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼は常しえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
     そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
     御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。」(ルカの福音書1:30 ~1:35 )』》

     そして、婚約者が身ごもってしまい、途方に暮れるヨセフに、御使いガブリエルは、夢によって、このようにヨセフに教える。

    『彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現われて言った。「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」(マタイの福音書1:20~1:21) 』

     この二つの聖書箇所から、主イエスは聖霊(父なる神、子なる神と同位格の神であられるお方)によって、超自然的に、処女(おとめ)マリヤに宿ったことが分かる。

     主イエスは、まことの神であられた。と同時に、まことの人であられた。私たちは人が、46の染色体を持っていることを知っている。そのうちの22個が対となっていて、44個であり、あと2つの染色体は、性を決定する染色体である。女性ならばXXであり、男性ならばXYである。創造主なる神は、確かに乙女マリヤの胎を用いられた。ということは、マリヤの卵子を用いたことであり、マリヤの染色体を用いたことにある。しかし女性は、性染色体をXしか持っていない。生まれて来る赤子が男性になるためには、どうしても染色体Yが必要となる。このYを与えられたのが聖霊なる神である、という推測が成り立つ。よって主イエスの本当の父は、聖霊なる神とも言える。

     ヨセフとマリヤには、主イエスが生まれた後に、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの弟たちが、そして妹たちが生まれたことを、聖書は書き記している。残念ながら妹たちが何人いたのか、はっきりとは書かれてはいないが、複数形が使用されているので、主イエスには、最低でも二人の妹たちが存在することは間違いない。私は、神の聖なる数字が「7」であるので、主イエスを入れて、ヨセフとマリヤには、7人の子どもたちがいたと、勝手に想像してはいるのだが。

     ともかく、四人の弟たち、そして二人以上の妹たちは、間違いなく生まれた時から、そして物心ついた時には、父ヨセフと母マリヤと、そこに長兄である主イエスがおられたことは、疑いようのない真実である。また主が、30才を過ぎて公生涯を始められた時には、弟たちと妹たちも、もう立派な大人になっていたはずだ。

     ここで私が言いたいことは、主イエスの母マリヤも、また弟たちも妹たちも、ずーっと主イエスと生活を共にしていた家族であったはずなのに、主イエスの言葉を信じるよりも、他人の「気が狂ったのだ」という言葉を信じて、迎えに来たことだ。このことからも分かるように、何と家族も信じていなかったのである。これは驚きだ。

     主が蘇られた後に、母マリヤも、そして弟たちも妹たちも、みな主を信じる者と変えられる。その背景には、聖書には書かれてはいないが、本当の家族であったならば、長兄であった主イエスは、その家族一人一人に、復活されたご自身を現わされたのではないだろうか。愛のお方である主イエスご自身が、どうして家族をないがしろにするようなことを、するであろうか。》

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