◇◆◇日々のみ言葉
2022年11月10日(木)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙12章3節】
12:3 私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えて下さった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:3 というのは、私は自分に与えられた神の恵みの権限によって、あなたがた一人一人に言う。だれでも、限度を越えて思い上がってはいけない。むしろ、神がそれぞれに分け与えて下さった信仰の程度に従い、健全な判断を持つがよい。』
使徒パウロは、本当に「恵み」が何たるのかを知っていました。かつて、サウロであった時に何をしたのか、ガラテヤ人への手紙に証ししています。
『以前ユダヤ教徒であったころの私の行動は、あなたがたがすでに聞いているところです。私は激しく神の教会を迫害し、これを滅ぼそうとしました。(ガラテヤ1:13)』と。
また、ローマ人への手紙にも証しています。
『私は、ギリシヤ人にも未開人にも、知識のある人にも知識のない人にも、返さなければならない負債を負っています。(ローマ1:14)』と。
これだからこそ、パウロは「だれでも、限度を越えて思い上がってはいけない(現代訳)」と勧めているのです。かつては、迫害者でしたが、神様の恵みと哀れみによって、真の福音を宣べ伝える者に変えられたパウロ。主はパウロに、どれほどの信仰を与えられたのでしょうか。
私たち一人一人にも「信仰」が与えられています。その度合いを、見える形で測ることは不可能かも知れませんが、主イエス様に、何時いかなる時も目を留め、従って行きたいと願う者です。》