◇◆◇日々のみ言葉
2022年12月2日(金)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙12章19節】
12:19 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐は私のすることである。私が報いをする、と主は言われる。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:19 愛する皆さん。自分で仕返しをしてはいけない。神の御怒りに任せなさい。それは、旧約聖書にこう書かれているからである。「主はおおせられる。『仕返しは私のもの。私が報いをする。』」
パウロがここで引用していますのは、申命記からです。正統的ユダヤ人ならば、モーセ五書を知り尽くしていますが、ローマに住んでいるディアスポラのユダヤ人や、改宗して信仰を持ったローマ人には、なかなか縁遠い言葉でもあるのです。
原文は、
『復讐と報いとは、私のもの、それは、彼らの足がよろめくときのため。彼らのわざわいの日は近く、来るべきことが、すみやかに来るからだ。」(申命記32:35)』となっています。
神様の言葉は真実です。そこには嘘偽りは一切ありません。パウロは、ここで「愛する人たち」、あるいは「愛する皆さん」と呼びかけていますが、これは「神様によって愛されている人たち」と言う意味でもあるのです。
神様はすべてをご覧になっておられます。主イエス様は確かにすべての人の罪の為に十字架にかかられましたが、その十字架をないがしろにし、救い主であるお方を受け入れず、聖徒たちに対して悪を行なった者には、ご自身が復讐(仕返し)とその報いをお与えになると言われるのです。
ヘブル人への手紙の著者はこう断言しています。
『私たちは、「復讐は私のすることである。私が報いをする。」、また、「主がその民をさばかれる。」と言われる方を知っています。生ける神の手の中に陥ることは恐ろしいことです。(ヘブル10:30~10:31)』と。
父なる神様は、御子イエス様に、すべての裁きをお委ねになられました。よって、救い主なる主イエス様は、やがて裁き主として、「白い御座の裁きの席」にお着きになられるのです。》