◇◆◇日々のみ言葉
2022年12月4日(日)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙13章1節~2節】
13:1 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。
13:2 したがって、権威に逆らっている人は、神の定めにそむいているのです。そむいた人は自分の身にさばきを招きます。
◎ショートメッセージ
《今日から、ローマ人への手紙の学びも第13章に入ります。
現代訳を掲載します。
『13:1 すべての人は、上に立つ権威に従うべきである。というのは、神によらない権威はなく、存在している権威は、すべて神によって立てられたものだからである。
13:2 そういうわけで、権威に逆らう者は、神の定めにそむくのである。そむく者は、自分自身に裁きを招くことになる。』
このパウロの勧めは、誤解を与えかねません。しかし、パウロの言うことは真実であり、聖霊によって与えられた言葉であることは間違いありません。
一般的には言いまして、平常時、あるいは平和の中にあるならば、このみ言葉は適応されるかと思われますが、非常時の場合、つまり戦争時においては、果たして、このみ言葉が適応されるのかどうかは、難しいと言えます。
ロシアとウクライナの戦争においてのことです。ある前線で、ウクライナの母娘の親子をかばった味方のロシアの二人の兵士を見て、その上官は、他の部下にその母子とその兵士を撃って射殺しろ、と言う命令を下したのです。
もし、その時、あなたが部下の一人であったとしたら、どのような判断をくだしますか。結局、その上官が自動小銃を発砲し、一人の兵士と母親は即死し、もう一人の兵士と娘は逃亡したとのことです。これは事実です。
私たちが最終的に従うお方は、主イエス様です。確かに上の権威に従うべきですが、聖書に反する命令を上の立場の者が強要した時、私たちはNOと言うべきです。たとえ、どんな場面に置かれたとしても、私たちには共にいて下さるお方がおられるのです。》