◇◆◇日々のみ言葉
2022年12月5日(月)
◎聖書箇所【ローマ人への手紙13章3節~5節】
13:3 支配者を恐ろしいと思うのは、良い行ないをするときではなく、悪を行なうときです。権威を恐れたくないと思うなら、善を行ないなさい。そうすれば、支配者からほめられます。
13:4 それは、彼があなたに益を与えるための、神のしもべだからです。しかし、もしあなたが悪を行なうなら、恐れなければなりません。彼は無意味に剣を帯びてはいないからです。彼は神のしもべであって、悪を行なう人には怒りをもって報います。
13:5 ですから、ただ怒りが恐ろしいからだけでなく、良心のためにも、従うべきです。
◎ショートメッセージ
《昨日から、ローマ人への手紙も第13章に入りました。
現代訳を掲載します。
『13:3 というのは指導者たちは、善を行なう者に対してではなく、悪を行なう者に対して恐れとなるからである。権威を恐れたくないのなら、善を行なえ。そうすれば指導者から褒められる。
13:4 というのは、指導者は、善を行なうために、あなたに仕える神のしもべなのである。彼は神のしもべとして、悪を行なう者には罰を加える責任が与えられている。
13:5 だから、ただ罰を恐れるためだけでなく、良心のためにも、従うべきである。』
何度も言いますが、このパウロの勧めは、誤解を与えかねません。特に「それは、彼があなたに益を与えるための、神のしもべだからです」と言う言葉です。
確かに、すべての権威は、神様によって与えられたものであると信じます。しかし、過去を振り返ってみますと、「独裁者」のことについては、どう説明したら良いのでしょうか。例えは、アドルフ・ヒトラーなどについては。
そして現在では、ロシアのプーチンを筆頭に、中国の習近平や北朝鮮の金正恩などを、どう理解したら良いのでしょうか。
ロシアも中国も北朝鮮も、マルクスの理念から起こった共産主義国家です。聖書を廃棄し、真っ向から主イエス様に反抗している国家なのです。
その指導者たちは、紛れもなく、主イエス様に歯向かう霊によって完全に支配されていると言えるでしょう。そんな指導者にまで、聖書は従いなさい、と言われているのでしょうか。
この箇所を読む度に、現状を鑑み、大きな疑問に捕らわれてしまいます。
しかし、そのような指導者たちであっても、神様がその権威を与えられたことは否定できないのです。もちろん、彼らの罪は天にまで上っており、やがて再臨される主イエス様の厳しい裁きを受けることになることは明白です。》