• 日々のみ言葉 2023年1月31日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年1月31日(火)

    ◎聖書箇所【ローマ人への手紙16章8節~9節】
    16:8 主にあって私の愛するアムプリアトによろしく。
    16:9キリストにあって私たちの同労者であるウルバノと、私の愛するスタキスとによろしく。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『16:8 クリスチャンとして、愛するアムプリアトによろしく。
    16:9クリスチャンとして、私たちの同労者であるウルバノと、私の愛するスタキス
    によろしく。』

     パウロは、ローマ市民でありながら、まだ一度もローマに行ったことがありません。それなのに、どうして、ローマに在住しているクリスチャンの多くの人たちを知っているのでしょうか。
     まず、考えられますのは、ユダヤ人追放令が出され、ユダヤ人の多くがローマ市から離れました。その中のある者たちは、アクラとプリスカのように、コリントやエペソに移住したのではないでしょうか。そして、その時に、使徒パウロと出会い信仰を持った可能性が考えられるのです。
     また、この手紙が書き記された頃には、すでに皇帝アウグストは死去しており、追放令が有名無実化していたのです。よって多くのユダヤ人が、故郷ローマ市に戻ったのではないでしょうか。

    「アムプリアト」とは、ありふれたラテン語の名前で奴隷に多く見られたようです。ドミティラの地下墓地にアムプリアトの名が刻まれており、それがパウロの友人アムプリアトであった可能性もありますが,決定的なことは分かりません。

     次に「ウルバノ」ですが、ラテン名で「洗練された」という意味です。パウロは「私たちの同労者」と呼んでいることから、最も身近なプリスカとアクラやテモテと同じように、コリントもしくはエペソで、直接パウロの伝道を助けたのかも知れません。

     最後に「スタキス」ですが、「穀物の実」という意味です。スタキスという名は、一般的な名前ではありません。皇帝の家系の者に関わる記録に出ていることから、かなり身分の高いローマ人ではなかったのではないでしょうか。》

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