◇◆◇日々のみ言葉
2023年2月19日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書1章5節~6節】
1:5 そこでユダヤ全国の人々とエルサレムの全住民が彼のところへ行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けていた。
1:6 ヨハネは、ラクダの毛で織った物を着て、腰に皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『1:5 すると、ユダヤの全地方とエルサレムの人々は皆、続々と彼の所へやって来て、自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けていた。
1:6 ヨハネは、ラクダの毛皮を服として着、腰には皮の帯を締め、いなごと野蜜を常食としいた。』
今日は、洗礼者ヨハネについて考えて見ましょう。マタイによる平行記事では、さらに詳しく書き記されています。
『そのころ、バプテスマのヨハネが現われ、ユダヤの荒野で教えを宣べて言った。
「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」と言われたその人である。このヨハネは、らくだの毛の着物を着、腰には皮の帯を締め、その食べ物はいなごと野蜜であった。
さて、エルサレム、ユダヤ全土、ヨルダン川沿いの全地域の人々がヨハネの所へ出て行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けた。
しかし、パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けに来るのを見たとき、ヨハネは彼らに言った。
「まむしのすえたち。だれが必ず来る御怒りをのがれるように教えたのか。それなら、悔い改めにふさわしい実を結びなさい。『われわれの先祖はアブラハムだ。』と心の中で言うような考えではいけません。あなたがたに言っておくが、神は、この石ころからでも、アブラハムの子孫を起こすことがおできになるのです。斧もすでに木の根元に置かれています。だから、良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」(マタイ3:1~3:10)』と。マルコは、半分以上省略していることが分かります。
バプテスマのヨハネは、「悔い改め」を説きました。悔い改めとは、自分の罪を認めることであり、自分が罪人であることを受け入れることなのです。悔い改めがなければ、主イエスの十字架が分からないからです。
まさしく、旧約聖書の預言通りに、バプテスマのヨハネは、主イエスの為に、道備えをしたのです。この二人は、年齢的には6ヶ月の差しかなく、また血筋では、母親同士が従姉妹であったことも、父なる神様の完璧なご計画の中の事であったと思われます。》