• 日々のみ言葉 2023年7月23日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年7月23日(日)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書7章2節~4節】
    7:2 イエスの弟子のうちに、汚れた手で、すなわち洗わない手でパンを食べている者があるのを見て、
    7:3 (パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手をよく洗わないでは食事をせず、
    7:4 また、市場から帰ったときには、からだをきよめてからでないと食事をしない。まだこのほかにも、杯、水差し、銅器を洗うことなど、堅く守るように伝えられた、しきたりがたくさんある。)

    ◎ショートメッセージ
    《昨日から、マルコの福音書は、第7章に入っています。現代訳を掲載します。
    『7:2 イエスの弟子の中に、洗わない汚れた手でパンを食べている者がいるのを見た。
    7:3 パリサイ派の人たちを始め、ユダヤ人は皆、ユダヤ教の言い伝えを堅く守って、手を念入りに洗ってからでないと食事をしなかったし、
    7:4 また、市場から帰って来た時は、体を清めてからでないと食事をしなかった。まだこのほかにも、杯、水差し、銅器を洗うことなど、堅く守るように伝えられてきた習慣が沢山あった。』

     主イエスの弟子の中に、洗わない汚れた手でパンを食べている者がいるのを見たと、彼らは主張したのです。と言うことは、彼らは、ずっと主イエス一行の後について回り、何か律法違反があると、それを持ち出して、主イエスを陥れようと、躍起になっていたことが分かります。

     ここに出て来ます、「昔の人の言い伝え」とは、律法学者が編纂した「ミシュナ」と言うユダヤ人の聖典のことです。もちろん羊皮紙で出来た巻物です。
     たしかに、食事をする前には、手を洗うことは、とても大切なことです。また、杯、水差し、銅器を洗うことも衛生上、とても大切です。

     しかし、「市場から帰った時には、からだを清め」ると言うことは、これは宗教的な行動であって、要するに、パリサイ派の律法学者たちは、衛生面からではなく、宗教的儀式として、手を洗い、杯、水差し、銅器を洗うことを行なっていたことが分かります。》

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