◇◆◇日々のみ言葉
2023年10月17日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書10章35節~37節】
10:35 さて、ゼベダイのふたりの子、ヤコブとヨハネが、イエスの所に来て言った。「先生。私たちの頼み事をかなえていただきたいと思います。」
10:36 イエスは彼らに言われた。「何をしてほしいのですか。」
10:37 彼らは言った。「あなたの栄光の座で、ひとりを先生の右に、ひとりを左にすわらせて下さい。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『10:35 さて、ゼベダイのふたりの子、ヤコブとヨハネが、イエスのみもとに来て、
「先生。私たちの願い事を聞いていただきたいのですが。」と言った。
10:36 イエスが、「どんな願いですか。」と言われると、
10:37 彼らは言った。「あなたの御国で、私どもを最高の位に着かせていただきたいのです。」
マタイにおける同一平行記事では、
『そのとき、ゼベダイの子たちの母が、子どもたちと一緒にイエスのもとに来て、ひれ伏して、お願いがありますと言った。
イエスが彼女に、「どんな願いですか。」と言われると、彼女は言った。「私のこのふたりの息子が、あなたの御国で、ひとりはあなたの右に、ひとりは左にすわれるようにお言葉を下さい。」(マタイ20:20~20:21)』となっていて、ゼベダイの妻サロメが主イエスに、子どもたちを連れて来たことになっています。
しかも、サロメは、主の母マリアの実の妹にあたります。よって、ゼベダイの子ヤコブとヨハネは、主イエス様にとって、実の従兄弟になるわけです。
紛れもなく、十二使徒の中では、この二人が、主イエスと血が繋がっていることになります。しかも、ユダヤ人は系図を非常に重んじています、それゆえ、二人が、主にこのような願い事をしたことも、当然の権利とも言えるでしょう。
また、マタイでは、実の叔母が登場します。主イエス様が物心着いた頃から、母マリアと共に、温かく主ご自身を見守り、慈しみ、また愛情を注いでくれた叔母サロメが、その地位を用いて、二人の息子たちを連れてお願いに来たのです。
明日も同じ箇所からとなります。》