◇◆◇日々のみ言葉
2024年1月29日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書14章47節】
14:47 そのとき、イエスのそばに立っていたひとりが、剣を抜いて大祭司のしもべに撃ちかかり、その耳を切り落とした。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『14:47 すると、イエスのそばに立っていた一人の弟子が、刀を抜いて大祭司のしもべに切りかかり、その耳を切り落とした。』
主イエス様は弟子たちに言われました。
『「しかし、今は、財布のある者は財布を持ち、同じく袋を持ち、剣のない者は着物を売って剣を買いなさい。あなたがたに言いますが、『彼は罪人たちの中に数えられた。』と書いてあるこのことが、私に必ず実現するのです。私にかかわることは実現します。」
彼らは言った。「主よ。このとおり、ここに剣が二振りあります。」イエスは彼らに、「それで十分。」と言われた。(ルカ22:36~22:38抜粋)』
このことは、ルカだけが書き記しています。なぜ、主イエス様はこのようなことを言われたのでしょうか。私は、主は、今一度、弟子たちに剣を持っていることを再確認させたのではないか、と考えています。
おそらく弟子たちは、主との伝道において、身を守る為に、剣を何振りか所持していたのでしょう。それゆえ、
「主よ。このとおり、ここに剣が二振りあります。」
こう答えたのは、紛れもなくシモン・ペテロであると思います。なぜなら、彼が大祭司のしもべの耳を切り落としたからです。
ヨハネによりますと、
『シモン・ペテロは、剣を持っていたが、それを抜き、大祭司のしもべを撃ち、右の耳を切り落とした。そのしもべの名はマルコスであった。(ヨハネ18:10)』と書き記されています。
では、あと一振りの剣は誰が持っていたのでしょうか。聖書には書かれてはいませんが、剣の扱いに慣れている者であることには、間違いありません。
そうしますと、一人の弟子が思い浮かんで来ます。それは、熱心党員シモンです。二人ともシモンと言う名前ですが、これも偶然ではないと、私は考えています。
明日も同じ箇所からとなります。》