◇◆◇日々のみ言葉
2024年5月14日(火)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙2章6節~8節】
2:6 しかし私たちは、成人の間で、知恵を語ります。この知恵は、この世の知恵でもなく、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません。
2:7 私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。
2:8 この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『2:6しかし、私たちは信仰において成熟している人たちの間では、知恵の言葉を語る。この知恵は、この世の人々の知恵ではなく、この世のやがて滅び行く指導者たちの知恵でもない。
2:7 それは、神の知恵であって、昔は隠されていたが、今は私たちに啓示されたものであり、神が私たちを栄光の御国に入れて下さるために、この世界の造られる前に、あらかじめ定めらておられたものである。
2:8 この素晴らしい知恵を、この世の指導者たちは、だれひとり、悟らなかった。もしも悟っていたら、栄光の主を十字架に付けはしなかったはずだ。』
ここで、パウロが言っている「成人」とは、キリスト教の信仰において成長し、成熟している人たちのことです。
パウロは、別の箇所でこう言っています。
『私はあなたがたには乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。(第Ⅰコリント3:2)』と。
つまり、「神の知恵」の言葉は、「堅い食物」であって、それは、隠された「奥義」であると言うことです。
そして、その「奥義」を、この世の支配者たちは、誰も悟ることが出来なかったのです。また、もし悟っていたら、ローマ総督ポンテオ・ピラトも、ヘロデ・アンティパスと大祭司カヤパも、主を十字架には付けなかったことを言われています。
このように、神の知恵であり奥義であるみ言葉は、この世の人たちには、隠されていて、自分自身の力では悟ることが出来なくされています。神の言葉は御霊によらなければ、悟ることは出来ないからです。》