◇◆◇日々のみ言葉
2024年6月23日(日)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙4章11節~13節】
4:11 今に至るまで、私たちは飢え、渇き、着る物もなく、虐待され、落ち着く先もありません。
4:12 また、私たちは苦労して自分の手で働いています。はずかしめられるときにも祝福し、迫害されるときにも耐え忍び、
4:13 ののしられるときには、慰めの言葉をかけます。今でも、私たちはこの世のちり、あらゆるもののかすです。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。現代訳を再度掲載します。
『4:11 今に至るまで、私たちは飢え、渇き、着る物もなく、虐待され、宿もなく、さまよい歩いている。
4:12 また、私たちは苦労して自分の手で働いている。はずかしめられても祝福し、迫害されても耐え忍び、
4:13 中傷されても、慰めの言葉をかけてきた。私たちは今に至るまで、この世の廃物、あらゆるもののかすのようにされてきた。』
『また、私たちは苦労して自分の手で働いている。』と言っていますが、当時のユダヤ人は、みな手に職を持っていました。
使徒の働きによれば、
『その後、パウロはアテネを去って、コリントへ行った。ここで、アクラというポント生まれのユダヤ人およびその妻プリスキラに出会った。クラウデオ帝が、すべてのユダヤ人をローマから退去させるように命令したため、近ごろイタリヤから来ていたのである。パウロはふたりの所に行き、自分も同業者であったので、その家に住んで一緒に仕事をした。彼らの職業は天幕作りであった。(使徒の働き18:1~18:3)』と書かれています。
パウロの両親は、タルソにおいて、ローマ軍への天幕作りの貢献により、ローマ市民権を皇帝から授与されたと伝えられています。よって、サウロも妹も生まれながらのローマ市民であったわけです。
「辱められるときにも祝福し、迫害されるときにも耐え忍び、ののしられるときには、慰めの言葉をかけます。今でも、私たちはこの世のちり、あらゆるもののかすです。」
まさに、パウロは主の教えを忠実に守っていたことが分かります。それは、裁き主が誰であるのかを知っていたからです。それゆえ、パウロは、私たちに勧めています。
『あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。(ローマ12:14)』と。》