◇◆◇日々のみ言葉
2024年6月30日(日)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙4章20節~21節】
4:20 神の国は言葉にはなく、力にあるのです。
4:21 あなたがたはどちらを望むのですか。私はあなたがたの所へむちを持って行きましょうか。それとも、愛と優しい心で行きましょうか。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『4:20 神の国は、単に言葉だけのものではない。そこには力があるのである。
4:21 あなたがたは、私が厳しい態度で臨むことを願っているのか。それとも、愛と優しい態度で臨むことを願っているのか。』
使徒パウロは、確かに十二弟子の一人ではありませんでしたが、彼もまた、主イエスによって、特別に召し出された者であったことは、周知の事実です。
十二弟子は、同胞ユダヤ人に遣わされた使徒でしたが、パウロは異邦人に遣わされた使徒でした。
また、パウロの弟子の一人ヨハネ・マルコもギリシャ語を話すディアスポラでしたから、異邦人の使徒として用いられました。彼はアフリカの大都市アレキサンドリヤにおいて伝道し、多くの教会を建てたことが伝えられています。
使徒には、主イエスによって、語る言葉と共に、それに伴うしるしを起こなう力が与えられていました。もちろん、聖霊様が共におられるからこそのしるしなのです。
「神の国は言葉にはなく、力にあるのです。」と言う訳は、誤解を与えかねない訳だとも言えます。ここで出て来る「言葉」とは、聖書のみ言葉を指すのではなく、単に話す言葉のことだと思います。
そして「力」とは、聖霊様がパウロを通して行なわれるしるしと奇跡とを指しています。明日も同じ箇所からです。》