◇◆◇日々のみ言葉
2024年7月2日(火)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙5章1節】
5:1 あなたがたの間に不品行があるということが言われています。しかもそれは、異邦人の中にもないほどの不品行で、父の妻を妻にしている者がいるとのことです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『5:1私の所へ来ている報告では、あなたがたの中には不品行を行なっている者がおり、それは異邦人の間でも見られないほどのものであって、ある人が自分の義母と不義な関係を持っているとのことである。』
当時のコリントの町は、性的にかなり乱れた都市でした。しかし、神様は使徒パウロを送られ、福音を届けられたのです。彼の一年半年にもおよぶ、忍耐を強いられた伝道によって、多くの異邦人たちが救われました。しかし、その中には、未だに救われる以前と同じように、罪を犯し続けた者も存在していたのです。
ところで、父の妻とは誰を指しているのでしょうか。それは、二つの場合が考えられます。一つは、現代訳のとおりに、後妻の場合です。そして、もう一つは、父の妾となります。
かつてヤコブ(イスラエル)の長子であったルベンが、同じ罪を犯しました。
創世記によりますと、
『イスラエルがその地に住んでいたころ、ルベンは父のそばめビルハの所に行って、これと寝た。イスラエルはこのことを聞いた。(創世記35:22抜粋)』と書かれています。
ビルハは、ラケルの女奴隷であって、ダンとナフタリの母親です。もちろん、破廉恥な罪であったことは言うまでもありません。
そして、パウロは「異邦人の中にもないほどの不品行」と言っていることから、この教会員の兄弟は、ユダヤ人であることが分かります。パウロは悔い改めを強く促しています。》