◇◆◇日々のみ言葉
2024年8月2日(金)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙7章7節】
7:7 私の願うところは、すべての人が私のようであることです。しかし、ひとりひとり神から与えられたそれぞれの賜物を持っているので、人それぞれに行き方があります。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『7:7 私の願いは、だれもが私のように結婚しないでいることである。しかしながら、一人一人違っているので、ある人は結婚し、ある人は独身のままであってよい。』
現代訳は、パウロが、結婚したことがなく、生涯独身であったという解釈に立って訳しています。しかし、結婚したとしても、この手紙を出した時点においては、独り身であった可能性も十分に考えられることです。
この当時、生き残っていた十二使徒の多くは結婚しており、信者になった妻と共に伝道していました。とするならば、当然子どもたちもいたはずです。
現にシモン・ペテロには、主イエス様と出会った頃には、すでに妻子がいたことを、聖書は証ししています。
となりますと、使徒たちの家系図は途切れてないことになるはずです。もし、そうであるならば。今現在、シモン・ペテロの子孫や、「主の愛された弟子」と言われたヨハネの子孫は、存在するのでしょうか。
また、主イエスの弟たちや妹たちの子孫は、果たして存在してるのでしょうか。そんなことを、私は以前から考えたりしています。
さて、パウロは、「私の願うところは、すべての人が私のようであることです。」と勧めていますが、ここから「カトリック教会の司祭や神父は独身でなければならない、しかも純潔であるべきだ」と言う思想が出て来たとも考えられるのです。》