◇◆◇日々のみ言葉
2024年8月29日(木)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙8章10節~11節】
8:10 知識のあるあなたが偶像の宮で食事をしているのをだれかが見たら、それによって力を得て、その人の良心は弱いのに、偶像の神にささげた肉を食べるようなことにならないでしょうか。
8:11 その弱い人は、あなたの知識によって、滅びることになるのです。キリストはその兄弟のためにも死んでくださったのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『8:10 偶像にささげた肉を食べても別に害にはならないことを知っている人が、もし異教の神殿で食事をしているのを見て、その人がそのまねをし、確信もないのに、それをしたらどうだろうか。
8:11 その弱い人は、後で良心が傷つくことになるだろう。しかし、キリストはその弱いクリスチャンのためにも死んでくださったのだ。』
パウロは、偶像にささげた肉を食べても別に害にはならないことを知っていました。もしかしましたら、エペソのアルテミス神殿の敷地内において、食事をしたのかも知れません。パウロが伝道旅行をした異境の地は、紛れもなく偶像礼拝で栄えた町であったからです。
エペソもコリントも堕落仕切った町でした。しかし、主イエス・キリストは、この二つの都市に、やがて素晴らしい教会が出来ることを知っておられたのです。
特に、二世紀においては、エペソ教会は、キリスト教伝道の本拠地となります。そこには、生き残った最後の十二使徒である、ゼベダイの子ヨハネが長老として、教会を導いていました。ヨハネは長寿を全うし、エペソ教会の愛する子どもたちに看取られて、主の元に行ったと伝えられています。彼だけが、殉教しなかったことになります。
主イエスは、シモン・ペテロに言われました。
「私の来るまで彼が生きながらえるのを私が望むとしても、それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたは、私に従いなさい。」と。
この「彼」こそがヨハネであり、また主の預言が成就したことになるのです。明日も同じ箇所からとなります。》