※本日の聖書箇所「ルカの福音書9章1節~6節」(新約p.130下段右側)
9:1 イエスは十二人を呼び集めて、すべての悪霊を制して病気を癒やす力と権威を、彼らにお授けになった。
9:2 そして、神の国を宣べ伝え、病人を治すために、こう言って彼らを遣わされた。
9:3 「旅には何も持って行かないようにしなさい。杖も袋もパンも金もです。また下着も、それぞれ二枚持ってはいけません。
9:4 どの家に入っても、そこにとどまり、そこから出かけなさい。
9:5 人々があなたがたを受け入れないなら、その町を出て行くときに、彼らに対する証言として、足のちりを払い落としなさい。」
9:6 十二人は出て行って、村から村へと巡りながら、いたるところで福音を宣べ伝え、癒やしを行った。
◎メッセージ【十二弟子の派遣】
《マルコの福音書によりますと、主イエスの初期段階のミニストリーは、悪霊からの解放と病とあらゆるわずらいからの癒しに重きが置かれていたことは明白です。
その頃、そのミニストリーを主イエスお一人が中心となって行なっていたようです。しかし、日毎に、多くの人々が押しかけて来るようになりました。主だけでは、癒しと解放のミニストリーを続けて行くことが、物理的に無理になって来たことが分かります。それゆえ、十二弟子たちを、ご自身の名代として、様々な都市に遣わすことを決められたのです。また主による、弟子訓練の初めでもありました。
十二弟子とは、ペテロという名を与えられたシモンとその兄弟アンデレ、そしてヤコブ、ヨハネ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、熱心党員と呼ばれていたシモン、ヤコブの子ユダ、裏切り者となったイスカリオテのユダのことです。
十一名の弟子たちはガリラヤ出身ですが、イスカリオテのユダだけが、カリオテの出身となります。これは、あくまで私の推測なのですが、イスカリオテのユダが一番最後に使徒に加えられたのではないでしょうか。
さて、主イエスは彼らを二人ずつ6チームに分けます。この時、十二使徒の中には、三組の実の兄弟がおりました。主はあえて、別々にされたと考えます。その組み合わせは、使徒の働き1章によれば、
『この人たちは、ペテロとヨハネとヤコブとアンデレ、ピリポとトマス、バルトロマイとマタイ、アルパヨの子ヤコブと熱心党員シモンとヤコブの子ユダであった。(使徒の働き1:13)』と書かれており、三組の兄弟が分散されていることが分かります。最後の「ヤコブの子ユダ」がイスカリオテのユダとチームを組んでいたのではないでしょうか。
さて、主は彼らを遣わされる時に、この旅が守られる約束と注意を与えられました。
「異邦人の道に行ってはいけません。また、サマリア人の町に入ってはいけません。むしろ、イスラエルの家の失われた羊たちの所に行きなさい。」
つまり、同胞であるユダヤ人の所に行きなさいと言うことです。そして、彼らは出て行き、村から村へと巡りながら、いたる所で福音を宣べ伝え、癒やしを行なったのです。
福音とは、「神の国が近づきました。だから悔い改めて主イエスを信じなさい」と言うことであり、そのしるしとして、彼らは病を癒やし、悪霊を追い出したのです。やがて訪れることになる聖霊降臨日以後の使徒の働きの時代の予行練習でもありました。
今もなお使徒の働きの時代は続いています。今はまだ恵みの時なのです。救いの扉は開かれています。その門は狭いのですが、一人でも多くの日本人が入ることが出来ますように、私たちは、日々祈り、機会あるごとに、証しをして行かなくてはなりません。
なぜなら、やがて門が閉じられる時がやって来るからです。門は内側からは開けられますが、閉じられてしまいますと外側からは開かないのです。主は、私たちも派遣されたのです。》