※本日の聖書箇所「ルカの福音書9章7節~9節」(新約p.130下段左側)
9:7 さて、領主ヘロデはこのすべての出来事を聞いて、ひどく当惑していた。ある人たちは、「ヨハネが死人の中からよみがえったのだ」と言い、
9:8 別の人たちは、「エリヤが現われたのだ」と言い、さらに別の人たちは、「昔の預言者の一人が生き返ったのだ」と言っていたからである。
9:9 ヘロデは言った。「ヨハネは私が首をはねた。このようなうわさがあるこの人は、いったいだれなのだろうか。」ヘロデはイエスに会ってみたいと思った。
◎メッセージ【領主ヘロデと主イエス】
《ここでルカは、領主ヘロデ・アンテパスのことについて、書き記しています。アンティパスとは、主イエスが公生涯を送られた頃のガリラヤとペレヤの国主であり、ヘロデ大王の第四の妻マルタケの息子にあたります。
さて、十二使徒たちの働きは、大きな収穫をもたらし、ユダヤの様々な町や村において、病人がいやされ、悪霊が追い出されたことは、瞬く間にエルサレムにまで、とどろき渡りました。この時、十二弟子によって、大リバイバルがもたらされたのです。そして、この十二弟子を遣わした人物に、注目が集まったのです。
特に、領主アンティパスは、この出来事について、最も当惑していた者であったようです。
「ヨハネが死人の中からよみがえったのだ」と、ある人は言っていたということから、この時すでに、バプテスマのヨハネは殉教していたことがわかります。
アンティパスは、「ヨハネは私が首をはねた」と言っています。マタイの福音書によりますと、それは、アンティパスの誕生祝いに、宮殿において催された祝宴の時に起こった出来事となっています。妻ヘロディアにそそのかされて、アンティパスはヨハネを殺害したのです。
また、当時のユダヤにおいては、実は「死人のよみがえり」が、深く信じられていたのです。アンティパスは、主イエスに会って見たいと思っていたとあります。
父なる神様は、彼の願いを聞き入れます。この時から三年後の過越の祭の時に、アンティパスは、エルサレムの宮殿に赴いていたのです。
最高法院に訴えられて来た主イエスを、ポンテオ・ピラトは、アンティパスの元に送ります。アンティパスはイエスを見ると、非常に喜びました。しかし、彼がいろいろと質問したにもかかわらず、主イエスは何もお答えになりませんでした。
ここに、きらびらやかな王服に身を包み、高い王座から主イエスを見下ろしている、この世の王ヘロデ・アンティパス。
そして、ムチ打たれ、傷だらけであり、茨の冠をかぶらされ、まさしく、心身ともボロボロでかろうじて立っている主イエス。何と言う場面。そして何と言う対比。
しかし、アンティパスの前に立っておられるのは、王の王、主の主、そして創造主なる真の神様、イエス・キリストなのです。
そして、何時の日にか、この場面と真逆の席で、主イエスとヘロデ・アンティパスが再会する時がやって来るのです。
それが、「白い御座の裁き」であり、主イエスが裁き主として王座に座られ、アンティパスが被告席に立つことになります。その時、アンティパスは一体何を思うのでしょうか。
私たちは知っています。人は一度死ぬことと、死後に裁きを受けることを。その裁きの場において、子羊の「命の書」が開かれます。その書に名前が記されていない者は、第二の死である、燃える火の池に投げ込まれることになります。
それだからこそ、一人でも多くの人々が、無償で与えられる、この素晴らしい福音を信じ、神の子どもとして、永遠の命を受け取って欲しいと願う者なのです。
祈りましょう。多くの人々が主イエス様に出会うことが出来ますように。証ししましょう。神様からいただいた恵みを。あなたと神様との間に起こったことこそが真実であって、大切な生きた証しなのですから。人は真実によって、目が開かれることになると思うのです。》