• 2025年8月3日礼拝メッセージの概要

    ※本日の聖書箇所「ルカの福音書10章1節~12節」(新約p.134上段左側)
    10:1 その後、主は別に七十二人を指名して、ご自分が行くつもりのすべての町や場所に、先に二人ずつ遣わされた。
    10:2 そして彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、ご自分の収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。
    10:3 さあ、行きなさい。いいですか。私があなたがたを遣わすのは、狼の中に子羊を送り出すようなものです。
    10:4 財布も袋も持たず、履き物もはかずに行きなさい。道でだれにもあいさつしてはいけません。
    10:5 どの家に入っても、まず、『この家に平安があるように』と言いなさい。
    10:6 そこに平安の子がいたら、あなたがたの平安は、その人の上にとどまります。いなければ、その平安はあなたがたに返って来ます。
    10:7 その家にとどまり、出される物を食べたり飲んだりしなさい。働く者が報酬を受けるのは当然だからです。家から家へと渡り歩いてはいけません。
    10:8 どの町に入っても、人々があなたがたを受け入れてくれたら、出された物を食べなさい。
    10:9 そして、その町の病人を癒やし、彼らに『神の国があなたがたの近くに来ている』と言いなさい。
    10:10 しかし、どの町であれ、人々があなたがたを受け入れないなら、大通りに出て言いなさい。
    10:11 『私たちは、足に付いたこの町のちりさえ、おまえたちに払い落として行く。しかし、神の国が近づいたことは知っておきなさい。』
    10:12 あなたがたに言います。その日には、ソドムのほうが、その町よりもさばきに耐えやすいのです。」

    ◎メッセージ【神の国は近づいている】
    《主イエスの一行は、公生涯の最後となる「過越の祭」の巡礼の為に、エルサレムに向かって、歩んでいました。その道備えをする為に、十二使徒を始め、六十人の弟子たちを、ユダヤの町々や村々に二人ずつ送り出したのです。この派遣は、十二使徒たちに取っては二回目ですが、六十人の弟子たちは初めてです。使徒たちは、彼らの指導役を担ったのではないでしょうか。
    それにしても、主イエスが新たに六十人の者を選ぶ為には、少なく見積もっても百人近い他の弟子たちがいなくてはならなかったはずです。しかも、この大所帯でエルサレムに入場するには、ローマ総督から暴動を起こす者たちと見られても、仕方がありませんでした。よって、弟子たちの人数を調整する必要が有りました。
    そのことをヨハネは書き記しています。それは、主イエスがパリサイ人に語った言葉、「私の肉は真の食べ物、私の血は真の飲み物」と聞いた多くの弟子たちが、主イエスにつまずいたのです。それで、十二使徒と数人の弟子たちが残ったのです。
    さて、主イエスは弟子たちを遣わされる時に、『神の国があなたがたの近くに来ている。』と、言うように言われたのです。
    「神の国」とは、主イエスが統治される国を表わしています。すなわち、主イエスがおられる所こそ、神の国なのです。以前パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかと尋ねたとき、主は「神の国はあなたがたのただ中にある」と、預言されました。
    これは、主イエスの十字架と復活と昇天を経て、約束の聖霊が降って来て初めて、成就することになるのです。
    神の国はまさしく近づいています。主の再臨によって、世界に千年王国が建設されます。しかし、今現在でも、神の国は存在するのです。それが「教会」なのです。
    主イエスが、「二人か三人が私の名において集まっている所には、私もその中にいるのです」と言われた通りなのです。それゆえに、私たちクリスチャンは集まることを止めてはならないのです。》

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