◇◆◇日々のみ言葉
2025年12月28日(日)
◎聖書箇所【マタイの福音書2章12節~33節】
2:12 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。
2:13 彼らが帰って行ったとき、見よ、主の使いが夢でヨセフに現われて言った。「立って、幼子とその母を連れ、エジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい。ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしています。」
2:14 そこで、ヨセフは立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに立ちのき、
2:15 ヘロデが死ぬまでそこにいた。これは、主が預言者を通して、「わたしはエジプトから、わたしの子を呼び出した。」と言われた事が成就するためであった。
2:16 その後、ヘロデは、博士たちにだまされたことがわかると、非常におこって、人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。その年令は博士たちから突き止めておいた時間から割り出したのである。
2:17 そのとき、預言者エレミヤを通して言われた事が成就した。
2:18 「ラマで声がする。泣き、そして嘆き叫ぶ声。ラケルがその子らのために泣いている。ラケルは慰められることを拒んだ。子らがもういないからだ。」
2:19 ヘロデが死ぬと、見よ、主の使いが、夢でエジプトにいるヨセフに現われて、言った。
2:20 「立って、幼子とその母を連れて、イスラエルの地に行きなさい。幼子のいのちをつけねらっていた人たちは死にました。」
2:21 そこで、彼は立って、幼子とその母を連れて、イスラエルの地にはいった。
2:22 しかし、アケラオが父ヘロデに代わってユダヤを治めていると聞いたので、そこに行ってとどまることを恐れた。そして、夢で戒めを受けたので、ガリラヤ地方に立ちのいた。
2:23 そして、ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちを通して「この方はナザレ人と呼ばれる。」と言われた事が成就するためであった。
◎ショートメッセージ
《マタイの福音書には、東方の博士たちが、ベツレヘムにやって来て、幼子である主イエスを礼拝し、その晩はベツレヘムに宿を取った時に、夢でエルサレムのヘロデの所へ戻るなという戒めを受けたのです。
私は、三人共、同じ戒めを同時に受けたと信じています。それゆえ、彼らは別の道から自分の国へ帰って行きました。
いくら待っていても、東方の博士たちがエルサレムにやって来ないことを知ると、ヘロデはだまされたことに気づきます。
そして、大きな罪を犯します。何と、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させたのです。この罪こそが、神様がヘロデを打つ要因になります。
このことが、何時行なわれたかについてですが、まず三人の博士たちが訪れたのは、主イエスが生まれてから、少なくとも、八日以上が経過していたことになります。
エルサレムにおいて、主イエスがユダヤ人の男子としての割礼を施され、そして、ヨセフとマリアは、イエスと共に、エンカレムのゼカリヤとエリサベツとヨハネの所に行ったことは間違いありません。割礼の傷が癒えるのには、数日かかりますから、その間はエリサベツの所に泊まったことが考えられます。
そしてその後、再びベツレヘムに戻ります。その夜にヨセフに告げ知らされたのです。》