• 日々のみ言葉 2016年5月22日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年5月22日(日)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書14章27節】
    14:27 イエスは、弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『私が羊飼いを打つ。すると、羊は散り散りになる。』と書いてありますから。」

    ◎ショートメッセージ
    《ヨハネ・マルコの家において「過越の食事」をした後、イエス様と弟子たちは、「ハレルヤ詩篇」歌ってから、エルサレム市内から外に出て、ケデロンの谷を渡り、いつも行きつけているオリーブ山の祈りの場所へと向かわれました。もうすでに日はとっぷりと暮れ、夜道を歩いておられたわけです。この時、すでにユダはおりません。

     その時、突然イエス様は足を止められ、弟子たちに言われたのです。

    「あなたがたはみな、つまずきます。」

     マタイは、平行記事としてこのように書き記しています。

     マタイの福音書によると、
    『そして、賛美の歌を歌ってから、みなオリーブ山へ出かけて行った。そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
    「あなたがたはみな、今夜、私のゆえにつまずきます。『私が羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散り散りになる。』と書いてあるからです。」(マタイの福音書26:30~26:31)』と、なっています。

     「つまずく」いったい何につまずくのでしょうか。暗い夜道を歩いていますから、石につまずくのでしょうか。いいえ、そうではありません。

     イエス様によりますと、弟子たちは「みな私のゆえにつまずく」と言われるのです。

     ここでイエス様が引用された聖書の箇所は、ゼカリヤの預言13章7節のみ言葉です。

    『剣よ。目をさまして私の牧者を攻め、私の仲間の者を攻めよ。万軍の主の御告げ。牧者を打ち殺せ。そうすれば、羊は散って行き、私は、この手を子どもたちに向ける。(ゼカリヤ書13:7)』

     イスカリオテのユダは、イエス様につまずきました。彼は、イエス様こそ、ローマ帝国からイスラエルを解放する「メシヤ」だと思い、従って来たのですが、金に目がくらみ、つまずいたのです。

     そしてユダだけではありません。ゼカリヤの預言によりますと、羊はみな散って行くのです。そうです。残りの弟子たちも「みな」、イエス様のゆえにつまずくことになると、主は言われるのです。

     何もかも捨てて、三年半にわたり、イエス様に従い、主のなされた多くの奇蹟やしるしを目のあたりに見、また体験した弟子たち全員が、イエス様のゆえにつまずくことになると言われるのです。

     これは、弟子たちだけに対する主のお言葉ではありません。私たち救われたクリスチャン全員に対して、主は語られています。

     つまり、つまずく危険性があると言うことです。

     私たちは、たとえ何があったとしたとしても、決して主イエス様から目を離してはなりません。主を信頼し、主により頼むことを止めてはなりません。このお方だけが、唯一の人類の救い主であられるのです。このお方こそが、真理であり、道であり命なのです。》

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