• 日々のみ言葉 2016年10月31日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年10月31日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書3章9節】
    3:11 彼は答えて言った。「下着を二枚持っている者は、一つも持たない者に分けなさい。食べ物を持っている者も、そうしなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《『群衆はヨハネに尋ねた。「それでは、私たちはどうすればよいのでしょう。」(ルカの福音書 3:10)』

     ヨハネのもとに集まって来たユダヤ人の群衆は、聖霊様によって油注がれたヨハネの言葉に心を刺し貫かれて、「自分たちはどうすれば良いのか」と尋ねて来たのです。

     これが「悔い改め」の第一歩に値することは、昨日にも学んだ通りです。彼らは、自分自身に目を向けたからです。
     するとヨハネは、まず最初に「下着を二枚持っている者は、一つも持たない者に分けなさい。」と、勧めたのです。

     当時の下着は、今現在の私たちの下着とは、まったく違うものです。それは一枚の布から出来ていたと言われています。

     そのことを一番良く描写しているのは、十字架に掛かられた主イエス様の着物であると言えます。

    『さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、誰の物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らは私の着物を分け合い、私の下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。(ヨハネの福音書19:23~19:24)』

     ここでヨハネは、詩篇に掲載されたダビテの預言が成就したことを書き記しています。しかしローマ兵がくじ引きをしたのは、主イエス様の下着であって、伝承では、主の母マリヤが、特別にあしらえたものであったようです。

     ヨハネが言うには、着替えの下着を持っている者は、一枚も持っていない哀れな人々に施しをしなさい、と言うことなのです。それこそが、悔い改めの実を結ぶことになると言うわけです。もちろん、その後、その人は予備の下着を買うことになるかも知れませんが、他人に施しをする力が与えられている時に、要するに出し惜しみをするな、と言うことんなのです。

     また主イエス様は、十二使徒たちを遣わされる時にこのように命じられました。

    『「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません。イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。胴巻に金貨や銀貨や銅貨を入れてはいけません。旅行用の袋も、二枚目の下着も、くつも、杖も持たずに行きなさい。働く者が食べ物を与えられるのは当然だからです。(マタイの福音書10:5~10:10)』

     「与えれば、与えられる」まさに真実ではないでしょうか。そして、主イエス様のために働く者には、必ず衣食住が与えられることを教えています。》

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