• 日々のみ言葉 2016年11月21日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年11月21日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書4章21節】
    4:21 イエスは人々にこう言って話し始められた。「きょう、聖書のこのみ言葉が、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、ナザレにあるユダヤ人の会堂シナゴークに行き、いつものとおり朗読しようとして立たれました。すると会堂管理人は、預言者イザヤの書の巻物をイエス様に手渡したのです。
     イエス様は、その巻物を両手で送りながら、イザヤ61章を読まれました。

    「私の上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、私に油を注がれたのだから。主は私を遣わされた。捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」

     そしてイエス様は、イザヤ書を巻き戻し、会堂管理人に渡してすわられました。そこは、「勧め」をするラビの所定席だったのです。会堂にいるみなの目がイエス様に注がれたのです。

     イエス様は、始めにこの言葉を語られました。
    「きょう、聖書のこのみ言葉が、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」

     イエス様が朗読されたイザヤ書の箇所は、メシヤ預言です。イスラエルにやがて来られるメシヤが、何をするのかが書かれてありました。

     イエス様が言われたこの言葉の意味は、ご自身こそが、預言者イザヤが預言した「メシヤ」であること、ご自身が「キリスト」、すなわち油注がれた者であることを、宣言されたことなのです。

     ルカは、「話し始められた」と書いています。ラビは、自分が朗読した聖書箇所から、その日の「勧め」の言葉を語ることになっていましたので、ルカは書き記してはいませんが、この後イエス様は、イザヤ書に書かれた内容が、ご自身がカペナウムにおいて、成された事と一致することを、故郷ナザレの人々に説明されたと思われます。

     なぜなら、ルカは、次にこのように書き記しているからです。
    『みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みの言葉に驚いた。(ルカの福音書4:22)』

     そこにいるユダヤの人々が、イエス様をほめ、またその口から出て来る恵みの言葉に驚く為には、この後に、彼らが驚嘆し感動しえるほどの、主イエス様のメッセージがなければ、とても成しえないことだからです。

     それにしても、何と恵みに満ちあふれた素晴らしい言葉で、イエス様はメッセージを始められたのではないのでしょうか。
    「きょう、聖書のこのみ言葉が、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」

     しかし故郷ナザレの人々は、信じることが出来ませんでした。今現在も、ユダヤ人の多くの人々は、このお方がメシヤであることを信じることが出来ません。
     彼らは、まだメシヤが来られることを待ち続けているのです。今から二千年ほど前に、すでに来られたのにも関わらず。

     よって今は異邦人の時代となっています。いや異邦人の時代が続いているのです。そして異邦人の救われる人の数が満つる時、イエス様が、空中再臨なされます。花婿が花嫁である教会を引き上げるのです。
     そして、その後に、再び福音はユダヤ人に渡され、多くのユダヤ人が救われることになると、黙示録は教えています。》

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