• 日々のみ言葉 2016年12月2日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年12月2日(金)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書4章38節~39節】
    4:38 イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家にはいられた。すると、シモンのしゅうとめが、ひどい熱で苦しんでいた。人々は彼女のためにイエスにお願いした。
    4:39 イエスがその枕もとに来て、熱をしかりつけられると、熱がひき、彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、ご自分の故郷ナザレの人々には拒絶されましたが、ガリラヤ湖北端、ヨルダン川が湖に流れはいる西側にあるカペナウムの町に来たのです。そこには四人の漁師の弟子たち、シモン・ペテロと弟アンデレ、ゼベタイの子ヤコブとヨハネの家があったからです。

     イエス様はこの町を愛されました。

    マタイによれば、
    『イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰られた。(マタイの福音書9:1)』と書かれています。

     そしてマルコによれば、
    『数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。(マルコの福音書2:1)』とも書かれています。

     イエス様は、カペナウムを「自分の町」と呼ばれたのです。そしてシモンの家を「自分の家」とも呼ばれたことが分かります。

     ナザレからカペナウムに戻って来た時、初めの頃はどこに宿泊されたのでしょうか。
     今回の箇所から察するならば、シモンとアンデレは、すぐには自分たちの家には戻っらなかったかも知れません。
     もし、ナザレから戻って来て、すぐにシモンの家に入ったとしたら、人々はイエス様に、シモンのしゅうとめの熱病のいやしをお願いしなかったはずです。つまりイエス様には、すぐに分かったと言うことです。

     このことから、シモンもしゅうとめがひどい熱で苦しんでいたことを知らなかった可能性があります。それゆえ、シモンが自分の家にイエス様と、ヤコブとヨハネを招き入れた時に、初めてしゅうとめの病気を知った可能性があります。

     シモンのしゅうとめは、数日前から高熱で苦しんでいたのではないでしょうか。

     イエス様とシモンのしゅうとめは、この時すでに顔見知りであったと思われます。つまり、以前カペナウムにおいてイエス様が、奇蹟やしるしを行なわれた時に、すでにシモンの家を本拠地としていた可能性があります。

     さてイエス様は、しゅうとめの寝ている所に行き、熱を叱りつけました。その時、ただちに熱が下がったのですが、イエス様の御わざはそれで終わりではありません。普通、高熱を発した人は、たとえ熱が下がっても体力が回復しておらず、すぐに立ち上がることなど出来ません。しかしシモンのしゅうとめは、「すぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた」と書かれているのです。

     つまり、熱が下がり、病気がいやされただけではなく、元気になったのです。回復したのです。いや復活したと言っても良いでしょう。まさしく奇蹟なのです。》

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