• 日々のみ言葉 2017年1月15日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年1月15日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書6章21節】
    6:21 「いま飢えている者は幸いです。あなたがたは、やがて飽くことができますから。いま泣いている者は幸いです。あなたがたは、いまに笑うようになりますから。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日から「平地の説教」と呼ばれているイエス様の説教について学んでいます。
     この箇所は、良くマタイの福音書における「山上の垂訓」と比較されるところでもあります。
     今日の箇所は、「山上の垂訓」では、八つの幸いにおける四つ目の幸いと、二つ目の幸いを同時に話されているのです。

     マタイの福音書によれば、
    『「義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。」(マタイの福音書5:6)』
    『「悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。」(マタイの福音書5:4)』と書かれています。

     しかし、よくよく比較して見ますと、かなり表現が違っています。特にルカの福音書の「平地の説教」では、一般の庶民に分かりやすい口調でイエス様が話されておられることが分かります。

     前日にも書きましたが、どうして「貧しい者」、「いま飢えている者」、そして「いま泣いている者」は幸いなのでしょうか。
     この説教を聞いた十二使徒たちも、弟子たちも驚きを隠せなかったに違いないのです。

    「貧しいから苦しむのです。飢えているからこそ悩んでいるのです。泣いているということは、不幸のしるしではありませんか。」と、尾山令仁先生は言われています。

     それでは、イエス様がここで言われていることはどのような意味なのしょうか。

     イエス様はこのように言われました。
    『「いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」(ルカの福音書17:21)』

     これは誰を信じるのか、信じているのかを問うておられるのです。
    「今飢えている者」に対して、神様はご自身を信ずる者に、あまりあるほどの食べ物を与えて下さいます。
     そして「今泣いている者」に対して、神様はご自身を信ずる者を、やがて笑わせてくださる、と言うことなのです。

     主イエス様を信じる信仰こそが、神の御国への切符なのです。私たちの最終目的地は、御国であり天国なのです。

     御国においてイエス様は、私たちがこの世において流したすべての涙を拭ってくださいます。

    『そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、 彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」(ヨハネの黙示録21:3~21:4)』と、書かれてあるとおりなのです。》

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